全校朝の会(放送)において、校長先生から10月7日(月)に施行される「白河市思いやり条例」についてお話がありました。
今日は、白河市が「思いやり条例」というきまりを作ったことについてお話をします。
以前に新型コロナウイルスにかかった人をいじめたり、差別したりしてはいけませんとお話したことがありましたが、全国では新型コロナウイルスにかかった人がいじめられたり、差別されたりする被害が多くあります。
そこで白河市の鈴木市長さんや市議会議員の人たちが相談して、「いじめや差別をしないことを白河市のきまりにしよう」ということになりました。新型コロナウイルスにかかった人はもちろん、他の病気や障害を持っている人、性別などを理由に差別をしないことが、白河市に住んでいる人たちが守るきまりである「条例」になりました。市民みんなが、互いに思いやりの心を持って、いじめや差別をなくすというこの「思いやり条例」は、福島県で初めてできた条例だそうです。
思いやりを持った住みよい町を作るために、小野田小学校からもいじめや差別をなくさなくてはなりません。自分でいじめや差別をしないことはもちろん、もし、いじめや差別をしている人を見かけたら、「やっちゃだめだよ」と注意することが大切です。そして、思いやりの心を持って、他の人に親切にすることを、小野田小学校から白河市全体に広めていきたいなと思います。
学校目標にある「思いやりのある子ども」になることをめざし、小さな親切でいいので、困っている友達を見かけたら、優しい言葉をかけたり、助けてあげたりしましょう!
今週の土曜日は、待ちに待った「運動会」です。
運動会の練習をしっかり頑張って、土曜日にはみなさんのかっこいい姿をお家の人に見ていただけるようにがんばりましょう。
白河市思いやり条例
(目的)
第1条 この条例は、新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等対策特別措置法
(平成24年法律第31号)附則第1条の2第1項に規定する新型コロナウイルス感染
症をいう。)をはじめとする疾病、障がい、性別等を理由とした誹謗中傷又は偏見に基
づく差別的な言動・(以下「不当な差別等」という。)による社会的な孤立をなくし、市
民一人ひとりが思いやりの心を持ち、互いに支え合う住みよい地域社会を実現すること
を目的とする。
(市の責務)
第2条 市は、不当な差別等の原因となる偏見や誤解をなくすため、正確な情報を収集及
び整理するとともに、これを市民に対し速やかに伝達するものとする。
2 市は、不当な差別等を防止するため、正しい知識に基づく広報や教育活動など必要な
施策を継続的に行うものとする。
3 市は、不当な差別等を受けた市民に対し、適切な支援及び助言を行うものとする。
(市民の責務)
第3条 市民は、互いに思いやりの心を持って、不当な差別等を行わないよう努めるとと
もに、これをなくすため市及び関係機関等の施策に協力するものとする。
(委任)
第4条 この条例に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
この条例は、公布の日から施行する。