表郷小学校

表っ子NEWS

かつおカツ

 今日の給食の献立は、キノコご飯、磯和え、豆腐の味噌汁、そして、メインは「気仙沼産かつおカツ」でした。サクサクの衣に、しっかりと味のついたかつおの身が入っていて、食べ応え十分。とてもおいしくいただきました。

自分の限界に挑戦!(続き)

 さて、今回、あってはならない出来事がありました。それは、2年生の男子のレースで、計測用のストップウォッチに不具合が起き、記録がとれないという事態が起きたのです。その報告が私のところに届いて、私は相談してすぐに、2年生男子の再レースを決めました。これは、2年男子の子どもたちには、本当に申し訳ないことです。一回でよい本番を、二回走るわけですから。しかし、記録をきちんと残すためには、それしかないという結論でした。2年男子の子どもたちには、事情を説明し、謝罪し、そして、再レースをさせてほしいとお願いしました。中には、一度目のマラソンで全ての力を出し切った子どもたちもいました。しかし、2年男子の子どもたちは、もう一度、走ることを了解してくれました。そうして、6年生のレースが終わった後に、再レースを実施しました。このことは、レース前に、メールで保護者の皆様にも、お伝えしました。一番最後のレースにもかかわらず、多くの保護者の皆様が残ってくださり、子どもたちを応援してくださいました。2年男子の子どもたちは、2回目も、最後まで頑張って走りきりました。

 今回のことは、機械の不具合という不可抗力ではありますが、それでも、やはり、あってはいけない出来事だと思っています。子どもたちは、その一回しかない本番に向け、練習を重ね、本番で全てを出し切って、必死に取り組んでいるのです。やり直しがない本番だから、つらいマラソンでも、覚悟を決めて、勇気を振り絞り、挑戦するのです。それに、私たち教師は、その思いを受け止め、同じように覚悟を持って、子どもたちの頑張りを支えなければならないのです。ですから、今回のことは、二度と起きてはいけないこととして、全職員で確認しました。そして、そんな私たちは、健気に頑張る子どもたちと、その子どもたちを温かく応援する保護者の皆様に、助けられていることを再確認しました。

 最後に、うれしい話。応援にいらっしゃった、ある保護者の方が、こんな話をされていました。それは、6年生の女子の中に、「いつも応援してくれて、ありがとうございます。」と挨拶していった子どもがいたというのです。孤独で苦しいマラソンではありますが、沿道から応援してくださる声が、パワーになって子どもたちを支えてくれます。それに対して、感謝の言葉を述べた子どもがいたというのです。それを聞いて、本当にうれしくなりました。

 こうして、いろいろあった今年のマラソン記録会は終わりました。保護者の皆様には、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

自分の限界に挑戦!

 先日のマラソン記録会には、多くの皆様が応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございました。お陰様で、子どもたちは、はりきって、最後まで走りきることができました。

 子どもたちは、前日まで、何度もコースの試走や練習を積み重ねてきました。ですから、本番で、スタートラインに立った時、これから、どれだけつらいことが待っているか、分かっていたはずです。それを承知で、スタートラインに立つ時の心境は、どうだったのでしょうか。つらく苦しいことに挑もうとする自分。私は、そういう経験こそ、心も体も強く鍛えるのだと思います。正直、できることならやりたくないけれど、逃げるわけにはいかない。そう覚悟を決めて、一歩前へ踏み出す。その勇気に、私は大いに拍手を送りたいと思います。

 当日、参加した子どもたちは、見事、全員、完走しました。私は、先導をしたり、コース途中から応援したりしました。ですから、途中で、苦しそうに頑張る姿や、息が上がり、歩きながら、それでも前へ進もうとする姿を、目撃しました。しかし、誰一人、前を進むのをやめる子どもはいませんでした。みな、必死に、一歩一歩、前へ前へ歩を進め、ゴールを目指しました。

 マラソンは、山登りと似ています。山登りは、ゴールの頂上を目指して、一歩一歩進んでいきます。当然、登りの山道ですから、足もだんだん疲れて、息も苦しくなっていきます。途中、休憩をしながらも、それでも、また、立ち上がり、一歩一歩、前へ進むのです。どんなに苦しくても、つらくても、自分の足で進むしかないのです。でも、間違いなく、一歩一歩、前へ進めば、その分、頂上が近づいていくのです。そして、途中であきらめなければ、最後まで登り続ければ、必ず頂上にたどり着くのです。マラソンも、途中、あきらめないで、最後まで前へ進み続ければ、必ず、ゴールにたどり着くのです。そして、山登りの頂上やマラソンのゴールに着いた時、それをやり遂げたのは、紛れもない、自分自身の力なのだと実感するのです。そういう意味で、今回、完走できた子どもたちは、やりきった達成感を味わえたのではないのでしょうか。自分は頑張ったという自信を得たのではないでしょうか。私は、その頑張りに、心から称賛の拍手を送りたいと思います。

私事ですが・・・

 実は、明日11/5、私(校長)の誕生日でして、どこでその情報を得たのか、6年生の子どもたちが、休み時間、校長室に来て、祝ってくれました。いただいたメッセージカードには、先日行った修学旅行の写真が入っていました。6年生全員と撮れた写真だったので、とてもうれしかったです。6年生のみなさん、ありがとうございました。

会津を満喫!修学旅行

 6年生が、会津若松方面に修学旅行に行ってきました。今日は、一日中、すっきりと晴れて、とても気持ちのよい一日でした。子どもたちは、班別行動で、会津の街中を、散策しました。体験活動したり、おいしいものを食べたりと、充実した修学旅行を過ごしました。

秋晴れの下

 今日は、5年生が校庭で走っていました。歩かないで、同じペースで走る練習でした。気持ちの良い秋晴れの空の下、頑張って走っていました。

読書週間で、読書習慣を。

 ある新聞のコラムに、今日から始まった「読書週間」について書かれていました。

「読書週間」とは・・・

 終戦の2年後の1947年(昭和22年)、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と決意をひとつに、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力を合わせ、さらに新聞・放送のマスコミ機関の協力のもとに、第1回「読書週間」が開催されました。
 第1回の「読書週間」は11月17日から23日。これは11月16日から1週間にわたって開かれるアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にならったものです。各地で講演会・図書に関する展示会が開かれ、その反響は大きなものでした。「一週間では惜しい」との声を受け、現在の10月27日から11月9日(文化の日をはさんで2週間)となったのは、第2回からです。
 それから70年以上が過ぎ、「読書週間」は国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民」の国となりました。その一方、物質生活の豊かさに比べ精神生活の低迷が問題視されている昨今、論理的思考の基礎となる読書の重要性は、ますます高まってきています。
 本年の「読書週間」が、みなさん一人ひとりの読書への関心と、読書習慣の確立の契機となることを願ってやみません。(ホームページより引用)

 こんなに昔から、この「読書週間」があったのだと、改めて思いました。
 今年の読書週間のキャッチコピーは「この一冊に、ありがとう」です。思わず、ありがとうと言ってしまいたくなるような、素敵な一冊と出会えるといいですね。読書週間は11/9までですが、子どもたちに「読書習慣」が身につくように、私たち大人が、身近に読書文化を形作っていけるといいなあと思います。そして、もし、お時間がありましたら、お子さんと一緒に本屋さんや図書館などに出かけて、一緒に本探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 この「読書週間」のマークは、「ふくろう」をデザインしてます。その昔、ギリシャ神話の世界で「ふくろう」は、学問・技芸・知恵を司る美貌の女神アテナの使者であり、また、代表的なポリスで文化の中心地アテナイ(アテネ)の聖鳥でもありました。古代のギリシャ人たちは、賢そうな丸い目ですまし顔の「ふくろう」を知恵の象徴として大切にしたといいます。森の奥ふかく、静かに瞑想にふけるこの「ふくろう」の姿こそ、読書週間のシンボルマークとしてもっともふさわしいものと考え、デザインされたそうです。

早朝奉仕作業

 今年2回目の早朝奉仕作業を行いました。今回は、校舎内の窓ガラスふきと、不要物の運搬を行っていただきました。普段なかなか窓ガラスをきれいにできなかったので、教室内がとても明るくなりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

宿泊学習、行ってきました!

 最高の秋晴れの中、一泊二日の宿泊学習が行われました。一日目は、オリエンテーリング、焼き板づくり、そして、キャンプファイヤー。二日目は、野外炊飯を行いました。ゆったりとしたスケジュールで、自然に囲まれ、楽しい時間を過ごしました。子どもたちは、みな生き生きと楽しく活動していました。

すききらいしないで食べよう

 1年生が、食育の授業で「すききらいをしないで食べよう」という学習をしました。栄養士の先生から、赤黄緑の食べ物の働きを教えてもらい、給食の食べ物がバランス良く入っていることを知りました。これから、すききらいでしないで食べられるようにがんばってほしいです。

 

学習発表会(4~6年)

 今年の発表は、合唱、合奏、ダンス、ボディーパーカッション、メッセージ、そして、個人発表といろいろな内容があり、全部とおして見て頂けたら、表郷の子どもたちの成長がすごく感じられる発表会でした。

学習発表会(1~3年)

 11/8(土)学習発表会が行われました。今年も、お子さんの参観のみで、鑑賞席は指定席の入れ替え制で行いました。今年は、前半分を座ってみて頂くことにしたので、昨年より見やすくなりました。保護者の皆様には、整然と行動していただき、そして、子どもたちの発表を静かに鑑賞いただきました。子どもたちは、お家の方々に見守られ、みなうれしそうに、そして楽しそうに発表しました。

校内学習発表会

 本日、校内学習発表会が行われました。
 どの学年の子どもたちも、みな一生懸命発表しました。その様子を、詳しくお伝えしたい気持ちは山々ですが、保護者の皆様には、10/8(土)の本番の発表を見て頂くことになっていますので、感動が薄れないよう、ここではあえて紹介することを控えさせて頂きます。どうぞ、お楽しみに。

 校内発表会の始めに、子どもたちに話したことは、「練習でできなかったことは、本番でもできない。練習でできたことは、本番でもできる。」ということです。練習の時にできなかったことが、本番でできるというのは、まずありません。逆に、練習でできていたことは、本番でもできるのです。そのために、必要なことは、練習と本番に臨む姿勢です。それは、どういう姿勢かというと、「練習は本番のように。本番は練習のように」です。

 練習だから、適当にやるようでは、本番も適当になってしまいます。そうではなく、練習でも、常に、本番を意識してやること。いつも、目の前に多くの観客がいて、自分はずっと見られていると思って臨むこと。それが大事です。それでも、いざ本番となると、緊張して、いつも通りにできなくなってしまうことがあります。その時は、練習でやってきたことを信じて、練習のとおりにやることです。変に力を入れすぎることはありません。これまで通りにやるだけです。そうすることで、これまでやってきた全てを出し切れるのだと思います。だから、「練習は本番のように。本番は練習のように」なのです。

 お家の方々に見て頂く本番まで、あと2日。最後の最後まで、よりよいものを目指して、子どもたちには頑張ってほしいと思います。

6年出前講座

 6年生が、外部講師を招いて、出前講座を行いました。内容は、エネルギーについて。前半、エネルギーについて詳しい話を聴いた後、後半は、ソーラーでエネルギーをためて点灯するライトを作りました。かなり難しい工程の工作でしたが、説明を聞きながら、全員、完成させることができました。

学習発表会に向けて

 だんだん、体育館での練習が増えてきてます。パート練習から全体で合わせる段階になってきました。今日の5時間目は、4年生が体育館で、3年生が食堂で全体練習していました。

バスを使った交通教室

 JRバス関東様と白河警察署の方々にご協力頂き、交通教室を実施しました。バスによる死角や内輪差の確認、バス乗車時における急ブレーキ体験など、バスによる登下校をしている児童が多い本校のならではの交通教室でした。

4年道徳(情報モラル)

 4年生が情報モラル教育の一環としての道徳の研究授業を行いました。ネットゲームにも関わるタイムリーな、そして、友達関係についても考える、とても大切な内容の授業でした。子どもたちは、最後までよく考え、自分の考えを発表し合いました。

3年国語「ポスターを読もう」

 3年生で国語の研究授業がありました。二つのポスターを比べて、その違いから、ポスターの目的について考えました。最後まで、よく考え、自分の考えをたくさん発表した子どもたちでした。

早朝奉仕作業

 保護者の皆様にご協力頂き、早朝奉仕作業を実施しました。多くの方々にご参加頂き、校庭や校舎周辺をきれいにしていただきました。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

着衣泳2回目

 今回は、2年生、4年生、そして5年生が実施しました。皆、説明をよく聞いて、静かに浮く練習を頑張りました。本日をもって、今年の水泳学習は終了となります。水着の準備等、大変お世話になりました。ありがとうございました。

洋式トイレ贈呈

 小林製薬様の「小学校に洋式トイレプレゼント」事業により、本校北校舎2階のトイレが新しくなりました。今日は、その贈呈式が行われました。3年生と4年生が体育館で参加し、他の学年はオンラインでつなぎ、各教室から参加しました。贈呈式後は、体育館でトイレ教室が行われ、トイレをきれいにするためにどうすればよいか等、いろいろと学びました。小林製薬様、この度はありがとうございました。

着衣泳(1回目)

 今回の着衣泳は、1年、3年、6年が実施しました。講師の方から、ビート板やペットボトルを使って、「浮く」方法を教わりました。キーワードは、「ういてまて」です。実際に、水難事故に遭い、浮いて待ったことで助かった人がいます。

修学旅行に向けて

 6年生が、10月に予定している会津若松への修学旅行に向けて、計画を立て始めました。まずは、観光パンフレットと地図を見ながら、どんなところへ行こうか、相談しました。

歯科指導がありました

 今週から、日替わりで、歯科衛生士さんにおいで頂き、全学級で歯科指導を行ってもらっています。自分の歯がどんな状態なのか、どうしたら歯の健康が守られるのか、詳しく教えてもらっています。教わったことを、是非家でも実践してほしいです。

学校運営協議会が行われました。

 29日、表郷小学校・表郷中学校学校運営協議会が、本校で開催されました。委員の皆様には、授業を参観していただき、その後、懇談をしました。よりより表郷の教育が展開できるよう、いろいろなご意見を頂きました。

算数の授業(5の1)

 5年1組で算数の研究授業が行われました。倍数の数を取り合うゲームをとおして、公倍数に理解をする学習でした。タブレットを使いながら、楽しそうに対戦ゲームをしたり、全体で考えたり、学習に取り組みました。

手作り絵本、作りました。

 図書委員の子どもたちが、手作り絵本づくりを行いました。表郷手作り絵本の会の方を講師に、作り方を教えて頂きました。できた絵本は、まだ真白です。これから、中身を作っていきます。

2学期がスタートしました。

 始業式は、放送で行いました。その中で、3つのお話をしました。一つは、2学期に頑張りたい、自分の目標を持つこと。二つ目は、授業には、本気・全力で取り組むこと。そして、三つ目は、健康で安全な生活を送ること。これらを全員で頑張っていきたいと思います。

「思いやり」ブックトーク

 白河市立図書館において、「思いやり」ブックトークが開かれ、白河市内の代表児童の発表がありました。本校児童も、幼い頃読んだ「どうぞのいす」を取り上げ、今の自分を振り返ってみて考えたことを発表しました。他にも「思いやり」について、いろいろな本が紹介され、とても有意義な時間でした。

 

夏休みについて

夏休み期間

 7月21日(木)~8月21日(日) 32日間

夏休みのプールについて

 7月30日(土)~8月21日(日)

 月曜休み

 スクールバスの運行については、配付したプリントでご確認ください。

2学期始業日

 8月22日(月) 

 

みなさん、大きく成長しました。

1学期71日間。今日で終わりです。
みなさん、この1学期、本当によく頑張りました。
今日、みなさんは、担任の先生から「通知表」を渡されます。
そこには、みなさんが頑張ったことが書かれています。
私は、全員の通知表を読みました。
みなさんが、いろいろと頑張ったことが分かりました。
授業で、よく考えて、発表を頑張った人。
友達の考えを、しっかりと聞くことを頑張った人。
ノートを丁寧に書くことを頑張った人。
漢字コンクールで合格目指して頑張った人。
お家で宿題を頑張った人。
係や当番の仕事を、最後までしっかりと取り組むことを頑張った人。
汚れているところを見つけて、自分からきれいにすることを頑張った人。
困っている人に、優しい言葉をかけることを頑張った人。
朝の挨拶を元気よくすることを頑張った人。
友達と仲良く遊ぶことを頑張った人。
まだまだたくさん、みなさんが頑張ったことがあります。
みなさん、すごいですね。
そんなみなさんに、考えてほしいいことがあります。
4月、みなさんが今の学年をスタートさせた時の自分と、
今、ここにいる自分は、何も変わっていませんか。
自分というのは、変わっていませんが、4月の自分と今の自分では、
大きく変わっていると思います。
できなかったことができるようになったり、
分からなかったことが分かるようになったり、
先ほどのようないろいろとがんばったり、
そういう新しい自分に変わったはずです。
みなさんは、4月の自分から、すごく変わりました。
それを、成長と言います。
みなさんは、この1学期で大きく成長しました。
そして、これからも、みなさんは成長していきます。
でも、まだまだだめだなあ、と思うところがある人もいると思います。
もし、そう思うなら、そこを変えていけばいいんです。
みなさんは、本気になったら、どんなこともできるんです。
大事なのは、あきらめないことです。
明日からの夏休みも、そうやって、
自分を変えるために、大事に過ごしてくださいね。

1学期終業式

 71日間の1学期が今日で終わりです。終業式では、1学期を振り返って、3人の代表児童が作文を発表しました。また、8月1日に白河市立図書館で行われるブックトークに出場する6年生の発表もありました。最後までしっかりとした態度で参加することができました。

1学期最後の給食

 1学期最後の給食のメニューは、枝豆ご飯、鶏の唐揚げ、磯あえ、そして、大根と油揚げの味噌汁でした。調理員のみなさんには、この夏も、暑い暑い厨房の中で、毎日、おいしい給食を作っていただきました。感謝感謝です。

 

明日、第1学期終了

 1学期、71日間。長かったようで、あっという間に過ぎたようにも感じます。振り返ってみても、この1学期は、なんと言ってもコロナでいろいろと大変でした。今また感染拡大傾向にありますが、本校では4月下旬から5月中旬にかけて、長期間、感染状況が続きました。多くの学級が学級閉鎖になりました。その間、保護者の皆様には大変お世話になりました。4月の授業参観も中止となりましたが、6月には実施することができ、子どもたちの学校生活の様子を見て頂きました。5月の運動会は、2週間延期して実施しました。当日は、天気にも恵まれ、いいコンディションの中、子どもたちが競技や係の仕事に頑張る姿をお見せできました。その日は、早朝から終了後まで、準備や片付けにたくさんの保護者の皆様にご協力頂きました。6月からは、ほぼ予定していた教育活動を予定どおりに実施できました。鼓笛パレードや白河探検、表っ子チャレラン、キッズシアター、昔話を聞く会、各学年の校外学習等、それぞれ、充実した活動を行えました。

 皆様のお家でも、ちょっとお子さんの1学期を振り返ってみてください。4月に学校生活をスタートさせた頃のお子さんと、今、一学期が終わろうとしているお子さんは、同じでしょうか。きっと、同じではないと思います。いろいろなところで、成長した様子が感じられるのではないでしょうか。私も、朝、正門前で子どもたちを出迎えていてもそれを感じます。なかなか車から降りられず、お家の人に手を引かれ、やっとやっと昇降口まで送られていたお子さんが、今は、自ら車を降り、お家の人とハイタッチをして、自分だけで元気に昇降口に向かっている姿が見られます。目も合わず、挨拶の声も小さかったお子さんが、自分から元気に挨拶して笑顔で通り過ぎていきます。休みがちだったお子さんが、ほぼ休まずに登校しています。293名の子どもたち一人一人が、大きく成長した71日間だったと思います。そこには、各先生方のご指導があり、そして、各保護者の皆様の支えがありました。たくさん貴重なご意見も頂きました。それもこれも、全て子どもたちの健全な成長につながっていたのだと、改めて思います。ありがとうございました。
 さて、明日20日が第1学期の終業式。21日からは約一ヶ月の夏休みとなります。是非、充実した夏休みになることを願っています。健康で安全に過ごせますよう、お家でもお声がけをよろしくお願い致します。

読み聞かせ(4年)

 今朝は、読み聞かせ会のみなさんがお出でになり、4年生で読み聞かせがありました。今回は、昨年の表郷手作り絵本展で入賞した作品を読み聞かせしていただきました。手作りとは思えない、素敵なお話の絵本でした。

「右」って、こそあど言葉?(3年)

 3年生が、国語で、「こそあど言葉」について学習しました。その中で、「こそあど言葉は何かを指し示す言葉」ということから、「右やななめうしろ、横もこそあど言葉なのかな?」という考えが出ました。そのことについて、みんなでいろいろと考えました。子どもたちは、一生懸命考えて、自分の考えを発表し合いました。

たなばた献立

 今日は七夕。給食も七夕献立。五目寿司にたなばた汁にごま和え。デザートにはくずまんじゅうがつきました。たなばた汁の中には、天の川に見立てた白く細長い麺が入っていました。この麺は、「魚麺」という白身の鱈のすり身でできていました。食感もよく、おいしい天の川でした。

誰かの喜びにつながるとは

 前述の話にもつながる話ですが、私たち人間が、人として得られる最高の喜びは、何でしょうか。欲しいものが手に入ること?願っていたことが叶うこと?それもあるかもしれませんが、人としての最高の喜びは、自分の存在が誰かの喜びにつながるということです。

 本校の先生方が、日々の授業で使用しているチョークは、日本理化学工業という会社で作られているチョークです。(私は個人的に、ここのチョークの堅さがとても書きやすくて気に入っています。)この日本理化学工業という会社は、あることで有名な会社です。それは、障がい者雇用に積極的に取り組んでいる点です。きっかけは、昭和35年に2名の知的障がい者を雇用したことから始まりました。その後、年々増えていき、現在は全従業員90名のうち、63名が知的障がい者になっています。

 なぜ、そのような障がい者多数雇用を目指したのかというと、創設者が会社創設当初、ある禅寺のお坊さんから「人間の究極の幸せ」について教わったからだそうです。創設者の元会長さんは、次のように言っています。
「導師は人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、そして、人から必要とされることの4つと言われました。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだと。私はその愛までも得られると思う。」

 つまり、私たち人間は、欲しいものが手に入ったり、誰かに何かをしてもらったりすることでは、本当の幸せは得られないということです。そうではなく、働いたり、自分の役割を果たすことで、自分の存在が、他の誰かの役に立ったり、助けになったり、誰かの喜びにつながっていると実感できることが、人としての最高の幸せを得られるのだということです。

 前述の登校班の子どもたちが、登校中、すばらしいあいさつをしていることが、毎朝、Oさんの喜びにつながっていたわけです。子どもたちが頑張って取り組んでいることが、この地域の誰かの喜びつながっているとしたら、こんなにうれしいことはありません。同じように、先月、校内で行った表っ子チャレランでは、6年生の子どもたちがそれぞれのゲームコーナーの準備・運営を行い、5年生の子どもたちが、縦割り班の下級生たちを連れて、面倒を見ながら回りました。こういう5年生、6年生の子どもたちのお陰で、下級生たちは楽しい時間を過ごすことができたのです。高学年の子どもたちの中には、きっと(大変だったけど、下級生のみんながとても喜んでくれて、頑張ってやってよかったなあ)と、人としての最高の喜びを感じた人がいたのではないかと思っています。

ちょっとうれしい話

 昨日、表郷にお住まいの地域の方から、学校に電話がありました。Oさんと名乗られたその方は、次のような話をされました。

「毎朝、表郷から会社に通勤している途中で、登校中の子どもたちの集団に会うんです。その登校班の子どもたちは、班長さんの男の子を先頭に並んでいて、道路を横断する時、班長さんが安全旗を出して、道路を横断し終わると、その班長さんと、最後に渡る女の子が、停まっている車の方に深々と頭を下げて、あいさつしていくんです。その姿が本当にすばらしいあいさつで、仕事でいろいろなことがあって気分が落ち込んでいても、いつも元気をもらって、とてもすがすがしい気持ちになるんです。こういう姿を、下の子どもたちも見ているので、これからもずっと続いてほしいなあと思っています。とてもうれしくなって、学校にお伝えしようと思って、電話しました。」
 電話口で、このOさんは、本当にうれしそうにお話してくださいました。それを聞いている私まで、とてもうれしくなりました。それで、電話が終わった後、すぐに職員室に行って、そこにいた先生方に伝えました。先生方もみんな、とてもうれしそうにしていました。すると、しばらくして、ある先生が、保護者の方に電話連絡をしていて、偶然にも、このOさんの話が出たことを教えてくれました。その連絡をした保護者さんがお勤めの会社に、先ほどのOさんが同じくお勤めだったそうです。それで、日中、会社で、Oさんがこの保護者さんに、子どもたちのあいさつのすばらしさを話されたそうです。とてもうれしそうに話されていたので、聞いていた保護者さんが、「学校に是非、連絡して伝えた方がいいよ」と言ってくださったそうです。それで、Oさんが学校に電話をしてくださったことがわかりました。
 この一連の出来事が、すべてつながった時、(表郷って、すてきだなあ)と思いました。子どもたちのよい行動をほめてくださる地域の方がいて、それを共感して受け止めてくださる保護者の方がいて、そして、そういう子どもの姿をうれしく感じる先生方がいる。そして、それらの中心に、子どもたちがいるわけです。まさに、表郷の子どもたちが、地域と家庭と学校の中で、健やかに育っていることが実感でき、私も本当に清々しい気持ちになりました。前にも書きましたが、他にも、登校中、道路に散乱していたプラスチック片を、みんなで片付けてくれた班がありました。曲がろうとしている車に道を譲る班もありました。昇降口で最後の「解散」をしっかりと行っている班もたくさんあります。そういう上級生の子どもたちを中心にして、頑張っている表郷の子どもたちの姿が、どんどん広がっていくといいなあと思っています。

給食でガ○ガ○君!

 今日の給食は、4年2組の希望献立。メインはおろしソースのハンバーグでしたが、デザートには、なんと、あのかき氷のバーがカップに入って出ました。今日も暑かったので、とてもおいしくいただきました。

AED講習会

 白河消防署表郷分署の方々に教えていただき、先生方で、AED講習会を行いました。もし、心肺停止状態の人を発見したら、どのように対応すればよいか、実習しました。また、実習で使ったAEDと学校にあるAEDの違いについても、教えていただきました。

 

ビャッコイの話

 5年生は、総合学習で、表郷の文化財について調べています。今日は、講師の方においで頂き、ビャッコイについて、詳しく話を聞きました。この後、実際にビャッコイや常在院など、見学して回る「表郷探検」を実施する予定です。

校内学校保健委員会

 養護教諭の先生を講師に、先生方で研修をしました。テーマは、「コンプリメントで幸せな学級づくり」。お互いに、自分を見つめ、相手に伝え、肯定的な言葉かけをし合い、前向きなエネルギーをたくさん頂いた研修でした。

今年度はじめての授業参観

 4月の授業参観が中止となりましたので、今回が初めての授業参観でした。保護者の皆様には、前半と後半に分かれて参観していただきました。子どもたちは、学校で頑張っている様子を、しっかりとお家の方々に見て頂こうと、はりきっていました。保護者の皆様には、お忙しい中、参観頂き、ありがとうございました。

食堂給食

 今週から、5年生が食堂で給食を食べています。準備から食べ終わるまで、上手に黙食に取り組んでいます。

防犯教室 ~不審者は男性とは限らない・・・~

 今日は、防犯教室を行いました。学校に不審者が来たという設定でしたが、今日の不審者は女性でした。対応する先生方も、ちょっといつもと違っていて、対応が難しそうでしたが、なんとか取り押さえ、通報してやってきた警察に引き渡しました。全体会では、不審者に対して気をつけることを、白河警察署と表郷駐在所の方々にお話し頂きました。

 学校では、警察署の指導により、子どもたちや先生方に用事がある場合、必ず職員玄関より事務室に声をかけて頂くことになります。どうぞよろしくお願い致します。

表っ子チャレラン

 チャレランとは、チャレンジランキングの略で、ゲームをして、順位を競うものです。今日は、6年生がたくさんゲームコーナーを担当して、そこに、5年生に引率された縦割り班が遊びに行きました。ゲームもとても工夫されていて、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。

シュン(旬)です!

 今日の給食のメインは、豚丼でした。そして、その隣の皿には、まさに今が旬、サクランボがつきました。とっても甘いサクランボでした。

看護出前講座(5年)

 実際の病院の看護師の方においで頂き、病院や看護師の仕事について、お話を聞きました。なかなか知ることがない病院の中をスライドで紹介してくださり、詳しく知ることができました。また、自分の心音や呼吸音など、実際の聴診器で聞いてみると、自分の体の内部で、ちゃんと臓器が動いていることを実感できました。そして、お家の人が病院で働いている子どもたちには、親がどんな仕事をしているのか知る機会になりました。

 

戊辰に学ぶ

 白河市の「白河市歴史・文化再発見事業」の一環で、6年生が「戊辰に学ぶ」授業を行いました。教育委員会の講師の先生から、白河口の戦いや仁の心について、お話を聞きました。さらに、秋に修学旅行で行く会津若松との関係についても教えて頂きました。今後、6年生は、白河探検や修学旅行を通して、さらに、白河について学んでいきます。

健気(けなげ)に頑張る子どもたち

 6月に入って、2週目になりました。早いもので、4月にスタートした1学期も、2ヶ月が過ぎ、残り2ヶ月。しかし、日数で言うと、残り30日となりました。(6/8~7/20まで)

 4月下旬からずっと続いていた、コロナの陽性者も、5月下旬には落ち着いて、5月28日には、延期していた運動会を実施することができました。そして、6月から白河市教育委員会のコロナ対応の変更があり、今までのように陽性者が一人確認、即学級閉鎖ではなくなり、今後の教育活動は、今までの感染予防対策を講じていくことで、ある程度、計画的に実施することができそうな見通しです。

 さて、運動会の際には、子どもたちへの応援、そして、ボランティアでの会場準備や片付け等、保護者の皆様には大変お世話になりました。駐車場に関しても、車の移動の連絡が入ったのは一件だけでした。皆様が決まりを守って、駐車にもご協力頂いたお陰です。また、観戦マナーも大変よろしく、小さいお子様が走り回ることもなく、安全に運動会を実施できました。さらには、交代で応援エリアを譲り合っての応援にも、スムーズにご移動をいただき、会場にお越しの皆様がお子さんの頑張りの様子を応援できたことと思います。本当にありがとうございました。

 運動会の子どもたちの様子を見て、私は、(なんて健気な子どもたちなんだろう)と思いました。徒競走では、例え、一番後ろになったとしても、途中で転倒したとしても、最後まで止まることなく、ゴールを目指して走る姿がありました。団体競技でも、接戦になって最後の最後までどうなるか分からない競技もある中、もう途中で勝敗が決まってしまっても、最後まで投げ出さず、頑張る姿が見られました。

「最後まで、頑張る」という健気さ。表郷の子どもたちの素敵なところだと、再確認しました。ある保護者の方が、頑張ったお子さんに対して「家でうんと褒めます。」とおっしゃっていたのが、印象的でした。1年生にとっては、小学校初めての運動会、6年生にとっては、小学校最後の運動会。でも、2年生から5年生にとっても、それぞれの学年で行う運動会という意味では、全員にとって、令和4年度の最初で最後の運動会でした。ですから、多くの方々のご協力の下、今年の運動会がやれたことは、本当によかったなあ、と思っています。

租税教室(6年)

白河関税会の皆様においで頂き、6年生が租税教室を行いました。税の種類や役割を学びました。自分たちが6年間の小学校生活をするのに、1億円かかるのにはびっくり。さらに、1億円のレプリカを持ってみて、その重さも実感しました。

プール開き

 久し振りに全校生が体育館に集まり、プール開きを行いました。水泳学習は、命を守る学習です。体育の先生より、プールのやくそく「かぶとむし」の話がありました。その後、代表児童により、誓いの言葉ありました。みんなで約束を守って、安全に楽しく水泳学習を行います。

教育実習が終わりました。

 4週間の教育実習が終わりました。最後は、お世話になった子どもたちと涙のお別れ。6年生の子どもたちが、サプライズでお別れ会を開いてくれました。この4週間で、しっかりと子どもたちとつながった瞬間でした。先輩として、夢に向かって頑張る姿、子どもたちへの最高のプレゼントでした。お世話になりました。ありがとうございました。

2年生、町探検

 2年生の子どもたちが、町探検に出かけました。学校周辺には、どんな建物があって、どういう場所があるのか、何回に分けて、探検していきます。

交通安全鼓笛パレード

 運動会では披露できませんでした鼓笛の演奏を、今回、交通安全鼓笛パレードで、披露することができました。沿道には多くの保護者の皆様、地域の皆様においで頂き、子どもたちは、はりきって演奏することができました。

運動会、応援ありがとうございました!

 今日は、念願の運動会を、ついに実施することができました。今朝は早朝よりボランティアで会場作成をお手伝いいただきました。保護者の皆様に見守られ、子どもたちは、みな、最後まであきらめずに頑張ることができました。

 

明日、運動会

 明日の運動会の準備を、6年生の子どもたちと先生方で進めました。午後から天候も晴れて、校庭の状態も回復してきました。明日は、子どもたちの頑張る姿がたくさん見られそうです。

久しぶりの鼓笛練習

 今週末の運動会では披露しませんが、6月1日の鼓笛パレードがあるので、久しぶりの鼓笛練習がありました。間が開いていたにもかかわらず、子どもたちは、よく覚えていて、すぐにそろえて演奏することができました。

運動会間近

 いよいよ今週末、運動会を予定しています。子どもたちは、最後の練習に取り組んでいました。

プールもきれいになりました。

 家庭訪問期間中、残った先生方でプール清掃を進めました。お陰で、なんとか、大プールも小プールもきれいになりました。後は、最後の仕上げをしてから、水をためていきます。

教育実習生、頑張っています!

 現在、本校出身の教育実習生が、4週間の教育実習を行っています。6年生を中心に過ごしていますが、他の学年の授業も参観したりしています。昨日、国語の授業実習を行いました。本人は緊張していたようですが、なかなかどうして、落ち着いた授業ぶりでした。

運動会の延期について(続き)

 忽那氏は、「メリハリをつけた感染対策」が大事だを言っています。それは、新型コロナの感染経路を意識した感染対策です。確認ですが、新型コロナの感染経路は3つです。

・接触感染:ウイルスで汚染した物、感染した人の手などに触れるこ
 とで自分の手などにウイルスが付着し、その汚染した部位で目や鼻 など粘膜に触れる。
・飛沫感染:会話などで発生する飛沫を浴びる。
・エアロゾル感染:特に換気の悪い屋内では飛沫の飛ぶ距離(1~2m)を超えて感染が起こり得る。

 そこで、接触感染に対してはこまめな手洗い、飛沫感染やエアロゾル感染に対してはマスク着用と3密を避けることで感染を防ぐことができます。
 過去2年間で、どういう状況で感染が起こりやすいのか分かってきました。それは、特に屋内でのお互いがマスクを外した場面であり、具体的には家庭内や会食などです。家庭内でのマスク着用は現実的ではありませんが、常に部屋の換気を心がけることは重要でしょう。また、会食は人が多く集まるほど、時間が長くなるほど感染するリスクが高くなり、感染者が増えやすくなります。実際、本校でも、休日にお友達とマスク無しで遊んだという例が報告されています。学校では、給食時、一方向で黙食しています。でも、仲良しさんとの会食では、なかなか難しいのかも知れません。それでも、

・なるべく少ない人数で
・あまり長時間にならないように
・マスク会食の徹底

 このことについては、休日、遊びに行く時は、気をつけていただきたいと思います。
 そして、忽那氏は、過剰な感染対策の見直しについても言っています。特に、消毒については、大事なのは、何かに触った後に自分の顔を触る前に手洗いすることを習慣づけることだそうです。消毒に安心して、手洗いがおろそかになっていないでしょうか。

 これからの2週間、今まで同様、学校でもご家庭でも、上記の感染対策に気をつけながら、次こそは、予定どおり運動会が実施できるよう、取り組んでいきたいと思います。引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。

 最後に、次のような場合は登校を控えて頂きたいのでご確認ください。

○お子さんが、風邪の症状(発熱、のどの痛み等)が見られる場合
○もしくは、ご家族に風邪の症状が見られる場合

 そして、症状が治まった後も、受診している場合は1日、受診していない場合は3日、様子をみてくださいますよう、お願い致します。

運動会の延期について

 事前にお伝えしていたとおり、今週、陽性者が確認されたことにより、5/14(土)・5/15(日)の運動会は延期とさせていただきました。2週間後の5/28(土)、荒天時は5/29(日)に実施予定です。

 4/24(日)に最初の陽性者を確認してから、この3週間、学級閉鎖を繰り返しながら、感染拡大防止に努めてきました。実際、学級閉鎖期間に新たな陽性者を確認したのは一学級だけで、他の閉鎖した学級では新たな陽性者は出ておりませんでした。これは、学校における各学級での担任の先生方に感染対策をしっかりと取り組んでいただいたことと、各家庭において、健康観察と自宅待機措置をきちんと行っていただいてきたお陰だと改めて感謝申し上げます。

 しかし、この3週間、学級は違いながらも、ずっと、陽性者が確認される状況が続いていることについては、保護者の皆様に数々の不安とご心配、ご迷惑をおかけしておりますことに、大変心苦しく感じております。また、学校においても、先生方にも急な学級閉鎖対応等で大変なご苦労をかけてしまっていることも申し訳ない気持ちでおります。そして、何よりも、表郷小学校の子どもたちに、なかなか平常の教育活動が、当たり前のように行えていない日々を過ごさせてしまっていること、そして、学校に来たくても、それが叶わない子どもたちがいることについて、校長として責任を感じております。

 こういう状況を何とか打破できないものかと、この3週間、ずっと思い悩んで参りました。なぜ、陽性者が出てしまうのか、どうしたら、防ぐことができるのか。そのことについて、はっきりとした答えが出ないのが正直なところです。ただ、この3週間の陽性者の感染状況から、こういうことに気をつけていただけたら、という点が見えてきました。感染症専門医の忽那賢志(くつなさとし)氏のお話と一緒にお伝えします。(次へ)

運動会係打ち合わせ

 14日の運動会に向け、6年生の子どもたちが、係打ち合わせを行いました。今年は、昨年より人数が少ないのですが、6年生の子どもたちは、自分たちが運動会を支えるという強い気持ちで頑張っています。

白河ラーメン

 今日の給食は、白河ラーメンでした。ちゃんとゆで卵、ほうれん草、メンマ、そして、チャーシューが乗った本格的なものでした。おまけに海苔もついていました。

運動会全体練習

 久しぶりの晴天の下、運動会の全体練習を行いました。今回は、開会式と閉会式の練習をしました。最後まで頑張って取り組みました。

教育実習生、来校

 今日から4週間、教育実習生が来ることになり、本日、来校しました。6年1組に入りますが、他の教室にも参観に行きます。実は、本校の卒業生で、子どもたちの先輩です。どうぞ、よろしくお願いします。

図書館 春の掲示

 今、図書館の掲示は、イースターバニー、イースターエッグの掲示です。

 イースターのお祭りでは、隠されたイースターエッグを探し出すイベントもあるようです。図書館に隠されたお宝の本を探すように、自分のお気に入りの一冊を見つけてほしいです。

こどもの日献立

 メニューは、たけのこごはん、鮭の三味焼き、おひたし、あさりのすまし汁、そして、柏餅がつきました。柏餅の袋には、かしわもちの由来について書かれていました。柏餅は、二百年くらい前に作られたそうです。柏の木は、絶えず葉が茂っていて、新芽が出るまで、古い葉が落ちないそうです。そこから、家庭が常に栄えるようにということで、五月五日の端午の節句に柏餅を食べるようになったそうです。明日からの3連休は、いいお天気になるようです。お出かけの際は、感染対策をしっかりと取って、お出かけください。

オンラインで児童会総会

 オンラインで、各委員会の計画を発表しました。事前に受けていた質問の回答も行いました。「気づき 考え 実行する」児童会を目指して、各委員会が動き出します。

表郷の文化財

 ビャッコイは、県指定の天然記念物ですが、表郷地区には、「数多くある~文化財・・・」と校歌でも歌われているように、たくさんの文化財が存在します。その中でも、私が一番に選ぶとしたら、やはり、「常在院の絵巻物」でしょうか。

 常在院は、表郷中寺にあるお寺です。このお寺に、ある有名な妖怪伝説にまつわる絵巻物があるのです。その妖怪とは、「九尾の狐」です。
 この九尾の狐は、平安時代に、京の都に現れた妖怪です。狐は化けるのがうまいので、玉藻前(たまものまえ)という絶世の美女に化け、当時の天皇を呪い殺そうとしました。しかし、その正体を陰陽師に見抜かれた九尾の狐は、今の栃木県の那須原に逃げました。京より追ってきた討伐軍は、苦戦しながらも、ついに九尾の狐を討ち取ります。しかし、死んだはずの九尾の狐の魂が、大きな岩に乗りうつり、毒石となって周囲に毒気を吹き出し、近づく人や動物の命を奪いました。那須野に住む人々は、この毒石を「殺生石」と名付け、近づくことを避けていました。
 それから何年も経ち、何人もの僧侶がここを訪れては、殺生石の呪いを鎮めようとしました。しかし、みな、命を奪われました。ある時、一人の高僧が、この殺生石の呪いを鎮めようと、那須野に来ました。この高僧は、玄翁(げんのう)和尚と言いました。玄翁和尚は、大変強い念力で、ついに殺生石の呪いを鎮め、その時、殺生石は砕け散り、そのかけらは日本全国に飛び散ったのでした。

 この物語が、絵巻物となり、常在院に残っているのです。それがなぜかというと、殺生石の呪いを鎮めた玄翁和尚が、この常在院を建てたからです。さらに、全国に飛び散ったという殺生石のかけらの一つが、常在院の裏山にも飛んできて、今も残っているのです。もうすごすぎです。そして、もう一つ。玄翁和尚の強い念力で、殺生石が砕け散ったという伝説から、石などをたたき割る「かなづち」を「げんのう」と名付けられました。

 常在院の絵巻物の正式の名前は、「紙本著色源翁和尚行状縁起(しほんちゃくしょくげんのうおしょうぎょうじょうえんぎ)」と言います。幅約30cmで、長さが約15mほどの絵巻が3本あります。この絵巻は、年に1日だけ、8月7日に御開帳します。興味がある人は、常在院を訪れてみてはいかがでしょうか。とてもきれいに彩色された素敵な絵巻物です。

ビャッコイは、カネヤマイだった?!

 まず、「ビャッコイ」とは何か、知らない方がいるかもしれませんので、説明します。ビャッコイについては、白河市のホームページに次のように紹介されています。

 表郷小学校北側の林の泉(通称不動清水)に自生するカヤツリグサ科、ビャッコイ属の植物である。明治33年(1900)頃、鈴木貞次郎が採取し、福島師範学校(現福島大学教育学部)教諭を経て植物学者牧野富太郎に渡り「ビャッコイ」と命名され、明治37年に学会で発表された。岩代国戸ノ口原(会津若松市)付近の採取品と紛れたため、白虎隊の古戦場にちなんで命名されたという。清らかに澄み、冷たい清水の湧く泉に自生する多年草で、通年10~12℃の水温を保つ湧泉の小流や小池沼などに限って生育し、砂質の土壌に根を張る性質がある。全体は淡緑色で長さ10~50cmに及ぶものもある。また、生育地の水深の変化に伴いその形態にも著しい相違がみられる。花は大きさ数mm程度で灰緑色を帯び、8~9月にかけて長さ5~15cmの花茎から茎頭に穂状に開く。一説には氷河期の名残を留める植物で、日本ではここにしか自生していないとされ、平成16年(2004)に岡山理科大学の星野卓二教授によるDNA鑑定の結果、オーストラリア産ビャッコイと近縁種であることが判明した。白河と近縁種のビャッコイはオーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア、ニュージーランドの標高700~3900mの山地の湿地や水辺に分布し、生育の環境はそれぞれ異なり、北半球での存在は表郷のみである。

 特に、注目してほしいのは、日本では表郷にしか自生してなく、世界でも5カ所にしか生育していない点です。それだけ希少価値がある植物が、この表郷に生育しているなんて、すごいことです。なぜ、ここだけなのか。おそらく、遥か昔には、至る所で生育していたものが、長い年月を経て、生育環境の変化に伴い、少しずつ姿を消していき、今、日本ではこの表郷にだけ、その種が奇跡的に生き残ったのかもしれません。ビャッコイが生育している環境は、清水が湧き出していて、緩やかに水流があり、周囲の樹木により、適度に日陰になっています。きっと、ビャッコイの成長にどんぴしゃりと、はまった環境だったのでしょう。しかし、温暖化など、昨今の環境の変化により、全て自然任せでは、ここまで残っていなかったかもしれません。このビャッコイの保護のために、たくさんの方々が昔から携わっています。中学生も協力されているそうです。そういう方々の努力のお陰で、今もビャッコイは生き続けられているのです。

 この新種の植物に、「ビャッコイ」と命名したのは、植物学者の牧野富太郎博士です。ただ、ちょっとおしいのは、博士が会津の植物と勘違いしたために、白虎隊のビャッコが名前についたことです。もしかしたら、ここカネヤマの名がついて、「カネヤマイ」だったかもしれません・・・。最後に、名付け親の牧野富太郎博士がモデルとなる朝の連続テレビ小説が、2023年春放映されるそうです。ストーリーの中に、ビャッコイが登場するといいですね。

粘土で表現

 4年生の子どもたちが、図工の時間、粘土で表現活動をしていました。自分の思いを形にしようと、みな集中して取り組んでいました。粘土は、何度でもやり直しがきくので、自分のこだわりが形になるようです。

オンラインで交通教室

 表郷駐在所、表郷交通安全協会の皆様においでいただき、オンラインで交通教室を行いました。まず、6年生の代表児童に「家庭の交通安全推進員」委嘱がされました。次に、1年生の代表児童に、交通安全の黄色い傘が贈呈されました。その後、駐在所の方より、交通安全のお話をいただきました。

子育てのヒント

 授業参観が中止になり、当日、懇談会の折に、校長よりお話しする予定だった内容を載せます。どうぞ子育ての参考にしてください。

(前略)長く教師という仕事をやってきて、今、改めて思うことは、この仕事は、自分一人では何もできないということです。私たち学校の教職員は、学校に来る子どもたちがいるから、この仕事ができるのです。そして、そうやって学校にお子さんを送り出してくれるお家の方々がいるから、この仕事ができるのです。だから、保護者の皆様に感謝なんです。子どもたちに感謝なんです。そして、そういう子どもたちを、みんなで協力して、みんなで関わって、教育を施すわけですから、この表郷小学校で、共に働く仲間の先生方にも感謝なんです。子どもと保護者の皆様と、そして、同僚の先生方と、感謝感謝で仕事ができるのです。

 さて、保護者の皆様は、お子様の子育てでいろいろとご苦労をされていませんか。かく言う私も、一人の保護者として思うのですが、子育てについて、マニュアルも教科書もありません。だから、これでいいのかという自信がもてないと思うのです。でも、なぜ、子育てにマニュアルはないのか。たぶん、お子さん一人一人が違うからです。表郷小学校293名の子どもたちには、293通りの子育てが存在するのだと思います。では、何か、ヒントはないのか。

 以前、諸富祥彦(もろとみ よしひこ)さんという心理学者で教育学の教授の方が、子育ての講演会で、次のような話をされていました。その中に、子育てのヒントがあるかもしれませんので、ちょっと紹介します。▼「子育ては・・・なるようにしかならない。まさに、子育ては運。いつ、いかなる時に、子どもがよくもわるくも変わるかは、正直誰にもわからない。ただ、言えることは、なるようにしかならないということ。これは、言い換えると、なるようになることが大事。つまり、親の立場から言えば、親が子どもの成長を邪魔しないことが一番。それは、親として子どもに『してはいけないこと』をしないこと。

 子どもの成長にとって、一番大事なことは、親の心が安定していること。だから、してはいけないことの一つ目は、「イライラ、カリカリを子どもにぶつけないこと」。もし、いらいらしてきたら、親の方が子どもから一歩引く。場合によっては、子どもから離れること。そして、場所を変え、イライラカリカリを解消してくる。いらいらして、子どもと対等にやり合うということは、親が「子ども」と同じ立場になっているということ。親は、「大人」なのだから、「子ども」になってはいけない。 してはいけないことの二つ目は、「否定的なことを言わないこと」。何やってるの、ダメなんだから、馬鹿、しょうがない等の否定的なことを言われ続けた子どもは、自分自身そういう子なんだと受け止めてしまう。そうではなく、肯定的なことを子どもには言うことが大事。さすが、いいね、じょうずだね、大丈夫、きっとできるよ、ここまでできたね、すごいね等。

 してはいけないことの三つ目、「兄弟と比較しないこと」。全くおまえはダメなんだから、等と比較されて否定的なことを言われた子どもは、自分に自信を持てない子になる。だから、全ての子に「自分が一番愛されている」と感じさせることが大事。

 これら、してはいけないことを親はしないこと。そして、子どもがどんな悩みも打ち明けられる親になること。そのためには、親自身が、人間的に成長することが大切。それは、本気で生きている姿や深く自分を見つめる姿を、子どもに見せること。親が子どもに本気で仕事に打ち込み、深く自分を見つめ、悩み、それでも前に進もうとする姿を見せること。」

 

 

 

授業参観、お世話になります。(LIVE No.6より)

 4/25(月)授業参観を行います。すでに日程等はプリントでお知らせしましたが、感染対策にご協力をいただき、ご参加くださいますよう、お願いいたします。

 授業参観 13:20~14:05 全学級
       前半:13:20~13:40
       後半:13:45~14:05
 前後半とも、20分ずつの参観となります。短い時間で申し訳ございませんが、お子さんの頑張っている姿を見にお出でください。

 児童下校 14:10(スクールバス14:20)
 この後の懇談会等に残るために、お子さんを預かってほしい場合は、食堂にてお子さんを待たせます。

 学年懇談会 14:20~15:00 各主任の教室
 会の最初の時間に、オンラインで、PTA会長さんよりごあいさつ、続いて校長よりお話しさせて頂きます。

 PTA合同役員会 15:15~16:00 各指定教室
           各委員になられている方々、お世話になります。

 PTA全体会 16:05~16:30 食堂
         本部役員並びに各委員会委員長のみで行います。

ツバメに思う(LIVE No.6より)

 今、学校の敷地内を、盛んに飛び交っているのが、ツバメです。校舎のあちこちで巣作りも始まっています。人の姿を見ると飛び立つのですが、近くのロープなどに止まって、しきりに鳴いています。ツバメは、昔から農作物の害虫を食べてくれる益鳥として、農家の人たちには大切されてきました。

 私は、ツバメというと、次の二つの作品を思い出します。
 一つは、オスカー・ワイルドの書いた短編で「幸福な王子」というお話です。ある町の公園の中央に、高い台座に立っている、とてもきらびやかな王子の像がありました。全身を金箔やたくさんの宝石で飾られたその像は、人々から「幸福な王子」と呼ばれていました。ある夜、この王子像で休もうと飛んできた1羽のツバメに、王子が話しかけました。「あそこの食べ物に困っている家族に、宝石を届けてくれないか。」ツバメは、言われるままに、王子の剣についていたサファイヤをくちばしで外し、その貧しい家族の家に届けてあげるのでした。そうして、毎夜毎夜、王子の目に映る、貧しい生活をして困っている人たちに、王子はツバメに頼んで体中の金箔や宝石を全て届けてあげたのでした。その結果、ただの薄汚い石の像となった王子像は、台から下ろされ、壊されていまいました。その傍らには、最後まで王子の願いを叶えた結果、暖かい南の国へ渡る時期を逃し、寒さで凍え死んだツバメがいました・・・。その様子を天界からみていた神様は、天使を使いに出しました。地上に降りてきた天使は、王子の鉛の心臓とツバメの亡きがらを抱いて、また天に帰っていったのでした。
 私は、子どもの時、この話を絵本で読んで、この王子とツバメの行為に驚き、そして、自分のことより相手のことを考えた行動の美しさを知りました。

 二つは、斎藤茂吉が詠んだ短歌の作品です。
 「のど赤き 玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にいて
           足乳根(たらちね)の母は 死にたまふなり」
 茂吉の故郷は、今の山形県上山市。その故郷に住む母親が危篤だという知らせが、東京に住んでいた茂吉に届きました。急いで夜行列車に飛び乗って母のもとへ急ぐ茂吉。家に着くと、母は今にも息絶えようとしていました。悲しみに涙をこらえる茂吉が天井の方を見上げると、暗い農家の屋根の梁に、のど赤い2羽のツバメが止まっていました。ツバメは、そこから、じっと下の様子を見ています。ああ、こんな中で、私の母は、今、死んでゆこうとしているのだ、と心の中で母への思いをかみしめる茂吉なのでした。
 たった31音からなる短歌。その言葉で表現される短歌の世界。愛する母を亡くそうとして悲しみにふける茂吉と、ただじっとたたずむ2羽のツバメ。その対称的な情景が目に浮かぶようです。

 ツバメが巣を作ると幸運が舞い込むと言います。今、必死に巣作りに励むツバメたちを、そっと見守りたいと思います。

表郷三山(LIVE No.5より)

 「表郷三山」と呼ばれるものが、実際にあるのかどうかは確かめておりません。ただ、私が個人的に、そう名付けました。

 私が考えた、「表郷三山」は、次の三山です。

 建鉾山(たてほこやま) 標高403m 表郷高木三森地区
 天狗山(てんぐやま)  標高625m 表郷番沢地区
 関山(せきさん)    標高619m 白河市関辺

 これらの山々は、私の通勤途中、社川を渡る辺りで、三方向に同時に眺めることができるのです。その中で、正面にどんとそびえるのが、天狗山です。以前、11月下旬に、日本一遅い山開きをする山として有名でした。片道約1時間の登山コースも、聞いたところ、今は4つのコースが存在するそうです。なかなか登りがいのある、表郷地区を代表する山だと思います。
 天狗山から左の方へ目を移すと、少し遠くに、きれいな円錐形の形をした山が見えます。それが、建鉾山(武鉾山)です。この山には、日本書紀にも登場する日本武尊(やまとたける)の伝説があります。そして、この山からは、勾玉や剣などの祭祀に使ったと思われる遺物も多数出土しています。そして、この山の頂上からは、表郷地区の田園風景が眼下に広がり、私が登った春は、田植えの時期で、一面青々とした緑一色の美しい風景を眺めることができました。きっと、秋には黄金色の稲穂が風に揺れる景色になるのだろうと想像しました。
 そして、最後は、表郷小学校の校歌にも登場する関山です。かなり昔は、表郷小学校では、関山まで遠足で登ったそうです。この関山の最大の売りは、なんと頂上から「富士山」が見えることです。私は3回登って、まだ一度も見えませんが、いずれ見てみたいと思っています。それから、この関山には、松尾芭蕉も登ったと言い伝えられているそうです。

 表郷三山ではないのですが、表郷小学校の校歌には、「那須連峰」も登場します。天気がよければ、きれいな山並みが眺められます。白河には、日本最古の公園と言われる南湖公園があります。その南湖公園を築いた松平定信は、造園する際、遠くにそびえる那須連峰を、南湖公園の借景としたそうです。借景とは、日本庭園における様式で、背後の美しい山並みなどを、庭園の背景として扱う技法です。南湖の湖面のその奥に、那須連邦の山並みが見える様は、ずっと眺めていられる景色です。

脚下照顧(LIVE No.5より)

 脚下照顧(きゃっかしょうこ)と読みます。

 これは、もともと、仏教用語で、禅寺などの玄関先に、この札が掲げられているのを見かけます。直接の意味は、「脚(足)下を照らして、我を顧(かえり)みる」。今、自分が脱いだ履き物を振り返り見て、自分の心の有り様を知る。そこから、脱いだ履き物をそろえることを示しています。子どもたちの中には、この脚下照顧を実践している子どもたちがいます。私は、校舎内を回りながら、トイレのサンダルも見ています。すると、いつもトイレのサンダルがきちんとそろっているところがあるんです。自分が履いたサンダルをそろえる。もし、他に乱れているサンダルがあったら、一緒にそろえる。そういう行動がとれる子どもたちがいるということです。きっと、その子にとっては、当たり前のように履き物をそろえているのだと思います。そういうことができる子どもたちが、表郷小学校にいるんだなあと思うと、とてもうれしくなります。

 学校文化には、この「脚下照顧」と似たような言葉が他にもあります。それは、「机の乱れは、心の乱れ」です。休み時間に遊びに行く時や次の学習のため教室を移動する時、さっきまで自分が使っていた机を振り返って見てみる。その時、机の上に鉛筆や教科書などが出しっぱなしになっていたり、椅子がきちんとしまってなかったりします。そういう状態が「机の乱れは、心の乱れ」です。つまり、使った物がきちんと仕舞えてない乱れた状態は、今の自分の心の乱れを表している、というものです。

 靴を脱いだ時、トイレのサンダルを脱いだ時、くつやサンダルをそろえながら、自分の心も整える。席を立つ時、学用品や椅子をしまいながら、自分の心を整える。私たちの所作、動作、取り組む姿勢などは、全て、そういう行為を行う気持ちが反映しているものです。だから、くつや机などの目に見える物の状態から、目に見えない気持ちを察するのです。

 私たちの普段の生活においても、今述べたようなことを感じる時があります。例えば、忙しくて、なかなか部屋の片付けができていない時などは、何か落ち着かず、生活もがさがさしがちです。やろうとすることもうまくいかず、ちょっとイライラしたりします。しかし、逆に、部屋を片付けて、きれいに掃除した時は、気分もすっきりし、心に余裕も生まれ、なぜか前向きに頑張ろうという気持ちになります。日々の生活は、次々にやることがあって、忙しいものです。しかし、その中にあっても、ちょっと身の回りを整えて、心を整えて、一息つく時間を持つことも大事なのかもしれません。