表郷小学校

自分の限界に挑戦!

 先日のマラソン記録会には、多くの皆様が応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございました。お陰様で、子どもたちは、はりきって、最後まで走りきることができました。

 子どもたちは、前日まで、何度もコースの試走や練習を積み重ねてきました。ですから、本番で、スタートラインに立った時、これから、どれだけつらいことが待っているか、分かっていたはずです。それを承知で、スタートラインに立つ時の心境は、どうだったのでしょうか。つらく苦しいことに挑もうとする自分。私は、そういう経験こそ、心も体も強く鍛えるのだと思います。正直、できることならやりたくないけれど、逃げるわけにはいかない。そう覚悟を決めて、一歩前へ踏み出す。その勇気に、私は大いに拍手を送りたいと思います。

 当日、参加した子どもたちは、見事、全員、完走しました。私は、先導をしたり、コース途中から応援したりしました。ですから、途中で、苦しそうに頑張る姿や、息が上がり、歩きながら、それでも前へ進もうとする姿を、目撃しました。しかし、誰一人、前を進むのをやめる子どもはいませんでした。みな、必死に、一歩一歩、前へ前へ歩を進め、ゴールを目指しました。

 マラソンは、山登りと似ています。山登りは、ゴールの頂上を目指して、一歩一歩進んでいきます。当然、登りの山道ですから、足もだんだん疲れて、息も苦しくなっていきます。途中、休憩をしながらも、それでも、また、立ち上がり、一歩一歩、前へ進むのです。どんなに苦しくても、つらくても、自分の足で進むしかないのです。でも、間違いなく、一歩一歩、前へ進めば、その分、頂上が近づいていくのです。そして、途中であきらめなければ、最後まで登り続ければ、必ず頂上にたどり着くのです。マラソンも、途中、あきらめないで、最後まで前へ進み続ければ、必ず、ゴールにたどり着くのです。そして、山登りの頂上やマラソンのゴールに着いた時、それをやり遂げたのは、紛れもない、自分自身の力なのだと実感するのです。そういう意味で、今回、完走できた子どもたちは、やりきった達成感を味わえたのではないのでしょうか。自分は頑張ったという自信を得たのではないでしょうか。私は、その頑張りに、心から称賛の拍手を送りたいと思います。