日誌

2021年10月の記事一覧

そばの刈り取り

 本日2校時に、そばの刈り取り作業を行いました。

 たった一粒の種から、たくさんの実がとれることを肌で感じ取ることができました。まだ、花が咲いていたり、緑色の実があったり・・・。そば名人渡辺さんから「緑色の実が入っているくらいの方が食べるとおいしい」と聞き、茎が枯れていない状態での収穫でした。もちろん、手作業です。その後の作業が楽になるように、余分な部位は収穫しないように配慮し、手でちぎったり、はさみで切ったりして刈り取りました。

 感心したのは、子どもたちのそのときの様子です。労働ですから、苦痛がつきものの時間だったのですが、「楽しくなってきた」「こうすると楽にちぎれるよ。右に回して、左に回して、ポッキ!」「ほくがこうして、〇〇君が切る!」などど、自分なりの工夫をしながら作業をしたり、それを友達に教えたり・・・友達と協力して活動したり・・・。どの子も夢中になって働いてくれました。5・6年生は、ブルーシートいっぱいに刈り取ったそばを体育館に運んでもくれました。

 来週5日のファイナルが楽しみです!

 

試走!

 今日は、11月2日(火)に予定していているロードレースファイナルに向けて、本番と同じコースを走る「試走」を行いました。沿道では、その様子を察知した地域の皆さんが、子どもたちに温かい声援をかけてくださいました。本当に温かい地域です!

 長距離走は、始めのうちは苦しさとの闘いでもあります。ある意味自分との闘いです。それを乗り越えたとき、走ることが気持ちよくなる、いわば新しい世界が見えてきます。子どもたちは、必死に自分と闘いました。ライバルは友達ではなく、昨日の自分、あきらめようとする弱い自分です。頑張る友達が励みにもなったようです。自己新記録を出す子もいたようです。大変すばらしいことです。

 小学校の時期は、身体が成長する時期でもあります。この時期に、長い距離を走ることで肺活量や身体のスタミナを養うことができ、この先の人生のための丈夫な身体を作ることになります。さらに、心も鍛えます。苦しい時に、すぐにあきらめてしまうようでは、この先、運動とは直接関係のない勉強(学習)も仕事も心配です。

 苦しくても一歩一歩前に進み続けることです。その一歩一歩が確実にゴールに近づくのです。

 自分、そしてみんな 前進を続ける信夫二小!

 

家庭学習力の向上

 本校では、家庭学習の充実を重点指導事項に掲げ、全校で年間を通して家庭学習力の向上に取り組んでいます。今年度はアンケートを活用して、現状をグラフ等で見やすくして子どもの意識を高めています。
 また、学年ごとに実態に合わせ、家庭学習の記録をつけて自分自身を振り返らせたり、自学コレクションを活用し、友達と協力し、認め合いや励まし合いを通して家庭学習への意識化を図ったりしています。

 どの学年も努力していますが、取組が具体的で、徹底して実践している6年生は、目に見えて成長しています。6年生2名のグラフをご覧ください。グラフは、一番外側が100点満点、中心が0点です。1回目(6月)より2日目(10月)の方がぐんと力が伸びています(グラフが外側に広がっています)。子ども自身がそのように自覚しているということです。うれしく思います。すでに自学ノートを記事にしましたが、掲載された子以外の子も自分のための学習であることをしっかりと意識しています。自分で確認テストをやってみたり、覚えやすくなるよう勉強の仕方を工夫したりしています。大変立派です。

 

予防的心理教育プログラム(こころの授業)

 本日、2校時に3・4年生、3校時に5年生が「ふくしま子どもの心のケアセンター」の渡邉先生と佐藤先生のご指導を受けました。実は、一足先に6年生が、7月16日に受けた授業です。(残念ながら、この授業の対象は3年生以上ですので、1・2年生は受けることができません。その代わり・・・といっては何ですが、11月2日には、1・2年生だけの昔遊びの授業があります。) 

 予防的心理教育プログラム。なかなか聞き慣れない言葉ですが、福島学院大学内に2021年4月にできた「ふくしま子どもの心のケアセンター」の取組で、3つのユニットで実施されています。本校は、「ユニット1 自己肯定感を高める、気持ちの切り替え方を学ぶ」を行っていただきました。

<授業の概要>

①自己肯定感を高める

まずは自分のいいところに目を向けるために、いいところとはどのようなところかを考えました。たくさん見つけるためには他者と比較するのではなく、いつもの生活でできている大切な行動に目を向けることが大事なようです。ワークシートに書き出し、グループワークを通して数を増やしていくことで、普段から自分は大切な行動ができていることを認識できるようにしていただきました。

②気持ちの切り替え方を学ぶ

落ち込みや悲しいなどの感情が続く際に、自分で気持ちを切り替えられることを知り、そのための心のチャンネル探しに取り組みました。グループワークを取り入れることで、元気になれる心のチャンネルを増やせるように働きかけていただきました。

③心を楽にする方法

最後に、自分でできるリラックス法の練習や、他者へ相談することの大切さを確認しました。

 授業を通して、自分に目を向け、自分を大切にするためのヒントをいただきました。とっても穏やかな時間でした。授業を受けた後、子どもたちが、いつもよりたくさん話しかけてきました。いつもは私が話しかけたり質問したりして会話が進むのですが、今日は、自分のことを知って欲しいのか、順番が待てないくらい一斉に、自分と家族について、「校長先生知ってる?」攻撃がすごかったです。自分の誕生日どころか家族の誕生日など、知らないことだらけの「知ってる?」「今度は私・・・」の攻撃でした。でも、それだけ自分を知って欲しいと思ってくれた証拠です。自己開示の第一歩が授業後すぐさま起こったので、「さすが専門家、プロの授業だ!」と思いました。聖徳太子だったらよかったのに・・・もっと一人一人から丁寧に話を聞いてあげたかった・・・ごめんなさい・・・。

 「ユニット2 感情のコントロール、アサーション」や「ユニット 3 考えの幅を広げる」も機会があったらお願いしたいです。

 

畑ファナルpart2始動!

 そば畑に、収穫の時が近づいてきました。

 今週末、全校生で収穫します。そして、楽しみにしているそば打ちは、11月5日(金)に行います。期待感が高まります。  

 乞うご期待!イベント