日誌

予防的心理教育プログラム(こころの授業)

 本日、2校時に3・4年生、3校時に5年生が「ふくしま子どもの心のケアセンター」の渡邉先生と佐藤先生のご指導を受けました。実は、一足先に6年生が、7月16日に受けた授業です。(残念ながら、この授業の対象は3年生以上ですので、1・2年生は受けることができません。その代わり・・・といっては何ですが、11月2日には、1・2年生だけの昔遊びの授業があります。) 

 予防的心理教育プログラム。なかなか聞き慣れない言葉ですが、福島学院大学内に2021年4月にできた「ふくしま子どもの心のケアセンター」の取組で、3つのユニットで実施されています。本校は、「ユニット1 自己肯定感を高める、気持ちの切り替え方を学ぶ」を行っていただきました。

<授業の概要>

①自己肯定感を高める

まずは自分のいいところに目を向けるために、いいところとはどのようなところかを考えました。たくさん見つけるためには他者と比較するのではなく、いつもの生活でできている大切な行動に目を向けることが大事なようです。ワークシートに書き出し、グループワークを通して数を増やしていくことで、普段から自分は大切な行動ができていることを認識できるようにしていただきました。

②気持ちの切り替え方を学ぶ

落ち込みや悲しいなどの感情が続く際に、自分で気持ちを切り替えられることを知り、そのための心のチャンネル探しに取り組みました。グループワークを取り入れることで、元気になれる心のチャンネルを増やせるように働きかけていただきました。

③心を楽にする方法

最後に、自分でできるリラックス法の練習や、他者へ相談することの大切さを確認しました。

 授業を通して、自分に目を向け、自分を大切にするためのヒントをいただきました。とっても穏やかな時間でした。授業を受けた後、子どもたちが、いつもよりたくさん話しかけてきました。いつもは私が話しかけたり質問したりして会話が進むのですが、今日は、自分のことを知って欲しいのか、順番が待てないくらい一斉に、自分と家族について、「校長先生知ってる?」攻撃がすごかったです。自分の誕生日どころか家族の誕生日など、知らないことだらけの「知ってる?」「今度は私・・・」の攻撃でした。でも、それだけ自分を知って欲しいと思ってくれた証拠です。自己開示の第一歩が授業後すぐさま起こったので、「さすが専門家、プロの授業だ!」と思いました。聖徳太子だったらよかったのに・・・もっと一人一人から丁寧に話を聞いてあげたかった・・・ごめんなさい・・・。

 「ユニット2 感情のコントロール、アサーション」や「ユニット 3 考えの幅を広げる」も機会があったらお願いしたいです。