青少年赤十字の取組
1学期お世話になった校舎をきれいに
7月13日(金)、愛校清掃ボランティアを行いました。1学期間お世話になった校舎をすみずみまで掃除をしました。普段なかなかできないところを心を込めて掃除する姿は、本当に美しいですね。
※床の汚れを雑巾でごしごし落としています。
※雑巾で落ちない黒い汚れは、金属たわしで落としています。
※水をつけながら、汚れをしっかりと落としています。
※下駄箱の中に敷く、名前のシートも雑巾できれいに拭いています。
※下駄箱の中の砂を掃きだしています。
※たくさん人の歩くところは汚れます。その汚れを一生懸命に落とす姿が美しいです。
※この場所以外も一人一人が心を込めて掃除をしていました。
仲よし班活動の様子
6月13日のお昼休みは、「仲よし班活動」でした。
前回、遊びの計画を立てましたが、今日はその1回目です。
各グループで話し合った遊びを楽しんでいます。
1年生から6年生が混ざったグループで活動することは、とても意義があります。
普段の生活では、意外と、学年を超えた子ども同士が遊ぶことは少ないです。
上学年が下学年の子どもにやさしく接する様子が見られます。
思いやりや協力の心が表れる瞬間です。
仲良し班活動の計画
JRC活動の一環としての「仲よし班活動」の今年度の計画を立てました。
異学年が集まったグループで互いに思いやって楽しく遊ぶことができるよう意見を出し合っていました。
JRC登録式を行いました
4月16日(月)、平成30年度青少年赤十字登録式を行いました。
日本赤十字社福島県支部から指導講師の先生がおいでになり、本校の児童の昨年の学校公開やJRC活動の取り組みについて、たくさん褒めていただきました。
今年度も、6年生を中心に「気づき」「考え」「実行する」「振り返る」態度を身に付けてまいりましょう。
※指導講師の先生から、登録証を受け取りました。
※JRCの誇りでもあるバッジもいただきました。
※直接付けていただきました。
※代表の6年生に続いて、「ちかい」を大きな声で唱えました。
ちかい
わたくしは
青少年赤十字の一員として
心身を強健にし
人のためと郷土社会のため
国家と世界のために
つくすことをちかいます
小学校で学んだことを中学校で・・・
4月6日(金)の午後には、大信中学校の入学式が行われました。小学校の校長も来賓として招かれ参列しました。
式の中、校長先生の式辞や来賓の祝辞のあと、生徒会長からの「歓迎の言葉」がありました。そして、新入生を代表しての「誓いの言葉」があり、信夫一小の卒業生が発表しました。
その内容は、先生に指導されたものではなく、すべてその生徒が春休み中に考えた内容でした。
とても素晴らしい内容なので、紹介します。
「 誓いの言葉
柔らかな春の日差しに包まれ、緑が芽吹く季節となりました。
私達40名は、この歴史と伝統あふれる大信中学校に入学し、先ほど皆様からのお祝いのお言葉をいただきました。今、胸の中は、これからの学校生活への期待であふれています。
私が、小学校5年生のとき、学校がJRCの指定を受けました。そこで私は、青少年赤十字の一員として、毎朝校舎内の掃除を行いました。担任の先生にすすめられたのではなく、自主的に行いました。
『習うより慣れろ』という言葉があります。私は、掃除というボランティア活動を「気づき」「考え」「実行する」ことで、次第に習慣化させていきました。加えて、誰かの役に立つことの素晴らしさ、大切さを身を持って感じました。この経験は、中学校に入学した今から活かせることでしょう。
もちろん、私達には不安もあります。しかし、そのときは、先生方、先輩方のご指導を受け、一歩ずつ成長していきます。
私達40名は、勉強、部活動等を両立させ、互いに協力し合い、これまで学んだことを十二分に発揮し、これからの中学校生活に励むことを誓います。
平成30年4月6日 大信中学校新入生代表 」
小学校で学んだことをもとに、中学校でさらに大きく成長していく場面でした。
「がんばれ!1年生!入学おめでとう。」
平成30年度のスタートの日も
4月6日(金)の今日から、平成30年度がスタートしました。
始業式や入学式がありますが、新6年生が、早速朝から清掃ボランティア等に取組んでくれました。
昨年の6年生の姿が引き継がれた瞬間でした。
※自分から進んで掃き掃除をする6年生。
※布をまくってその下を掃くその「気づき」が素晴らしいです。
※校旗や国旗、JRC旗、市旗も自ら掲揚してくれています。
※入学式が終わると、会場の後片付けを進んで取組んでくれました。
※この取組んでいる姿に、先生からの指示の声はありません。
「ありがとう。」の感謝の言葉だけでした。
3.11を忘れない
今日の朝の会において、東日本大震災の追悼の意をこめて次のように芝居仕立てでお話をしました。
3月31日の、信夫家のできごとです。お父さんと子どもたち(今日の朝に6年生に頼みました)が、東日本大震災のことについて
話し合っています。
父「東日本大震災から今日で、丸7年が経ったね。○○ちゃんは、どんな地震だったか覚えているかな?」
子「お父さん、忘れちゃだめだよ。わたしが、○才のときで、○○にいたんだよ。○○○○○(自分の思い出を話す)だったことを覚えているよ。」
※それぞれが発表しました。
父「あのとき、お父さんはテレビ局にいたんだ。映像があるから見て思い出してみよう。」
(インターネットで、地震の様子の動画を見ました)
子「うわー。とてもこわかったね。長い時間、ゆれていたんだね。」
父「でも、本当にこわかったことが起こったのは、この後のことなんだよ。」
子「津波だね!」
父「そうそう、そのとおり。津波の映像を見て、そのこわさをみてみよう。」
(インターネットで、津波の様子の動画を見ました)
子「お父さん、津波って本当におそろしいね。」
父「全くだ。今でも信じられないくらいだからね。」
子「こんなに被害が大きかったら、きっと、たくさんの人が、命を落としてしまっただろうな。」
父「そうそう、そのとおり。新聞記事をみてみよう。」
(新聞記事から、被災者の多さにふれました)
子「本当に、多くの人が、命を落としてしまったんだね。このことを私たちは、忘れてはいけないね。みんなで、めいふくを、いのろうよ。」
父「そうそう、そのとおり。」
(全員で、10秒程度 もくとうをしました)
子「お父さん、津波でもっと大変なことが、福島県で起きたことも忘れちゃだめだよ!」
父「そうそう、そのとおり。」
子「東京電力 福島第一 原子力発電所の事故のことだよ。」
父「そうそう、そのとおり。」
子「原子力発電所が、津波をかぶって、その後、水素爆発を起こして、大量の放射性物質が、空気中に流れ出たんだ!」
父「そうそう、そのとおり。」
子「この事故によって、原子力発電所の近くの人は、自分の家に住めなくなって、福島県外に避難する人がたくさん出たんだ!」
父「そうそう、そのとおり。」
子「今でも、自分の家や土地にもどれない人がいるなんて、本当に悲しいね。でも、だんだんと、放射線量は減ってきているんだよね?」
父「そうそう、そのとおり。新聞記事をみてみよう。」
(新聞記事から、空間線量が減少していることを確かめました)
子「でも、この事故は、日本中、いや世界中に、“フクシマ”という言葉とともに広まって、福島県に来る人や、福島県で作った食べ物を買う人が、減っているんだよ!」
父「そうそう、そのとおり。」
子「本当はもう、影響はないのに、売れないことを、“風評被害”って言うんだよ。」
父「そうそう、そのとおり。」
子「お父さん、でも、ぼくたち負けないよ。ここはぼくたちのふるさと。このふるさとをもっと元気にするんだ!」
父「そうそう、そのとおり。」
子「お父さん、ここに、青少年赤十字作品募集 詩・100文字提案の社長賞を受賞した作文があるよ。」
父「どれどれ、読んでみて。」
(6年生が、作文を読みました)
須賀川市立阿武隈小学校4年児童の作品
「福島・日本・世界のために わたしがしたいこと、できること」
”フクシマ”はきらいです。カタカナで書くと、放射能でよごれているようです。
ぼくが住んでいるのは、”福島”です。山も川も鳥も虫もぼくも、元気です。
学校も楽しい。こんな福島のことを見てもらいです。
父「いい作文だね。これから、みんなが、ふるさと福島、ふるさと白河、ふるさと大信を、もっともっと元気にしていこうね。」
子「ぜったい、そうするよ!」
父・子「わっはっはっは。」
こうして、信夫家は、東日本大震災のことを、決して忘れないのでありました。
私がやらなくて他にだれがやる
2月26日(月)の朝の会で校長から次のようなお話をしました。
某自動車メーカーのテレビCMで、「○○がやらなくて 他に誰がやる」というキャッチコピーがありますが、
「○○」を「私」に置き換えてみると、「私がやらなくて 他に誰がやる」となります。
意味としては、「私以外にやる人はいない」という強い責任感が込められたものになります。
この日の朝、登校途中の歩道で、レジ袋に入ったごみを拾って学校まで持ってきた班長(5年生)がいました。
きっと、そのとき、「私がやらなくて 他に誰がやる」という気持ちで拾ったことでしょう。
なかなかできることではありません。素晴らしい行いです。
現実的には、「が」 が 「か」と濁点が取れてしまい、
「私がやらなくて 他に誰 か やる」というように、無関心、無責任でいることが多いかもしれません。
ごみを見ても、無関心。困っている人を見ても知らんふり。
これも「人道」の敵ですね。濁点が取れないよう、普段から心がけたいものです。
わたしも大事 あなたも大事
この問題の解答を発表します。
4年生のAさんや2年生のBさんは、「計量カップで等しく分ける」と考えました。また、4年生Cさんは、「料理で使うお玉やスプーンで分けていく」と考えました。また、2年生のDさんは、「形の同じコップを用意して等しく分ける」と考えました。みんな、よく考えました。校長室に届けにくることもすばらしいです。
さて、実は問題は、ここからなのです。どんなに正確に等しく二つに分けても、見た目は同じ量には見えませんね。
このような感じです。
では、このコップをどのように選ぶかが問題なのです。「わたし」から、好きなほうを選ぶと、「あなた」は、「そっちがいい」というかもしれません。交換すると、「あなた」が、「やっぱり、そっちのほうがいい」と迷うかもしれません。
そこで、4年生のEさんは、「「あなた」から選ばせる。自分で分けたからどちらでもいい。」と校長室で実演しました。これには、驚きました。素晴らしい解答です。
さらに、6年生のFさんとGさんは、「「わたしも大事 あなたも大事」ってことは、「あなた」からどうぞ、「わたし」は2番でいいです。ということだよね。」と校長室で実演しました。
このような気持ちで分けることが、「わたしも大事 あなたも大事」なのですね。
これから、どんな問題に直面しても、より良い解決方法を見つけられますね。
計量カップで分ける、と紙に書いてきた子の答えの中に、「最後にあまったジュースは、「あなた」にあげる」とありました。これも素晴らしい解答です。
備蓄食の有効活用~救缶鳥プロジェクト~
ある日の信夫家のできごとです。
お父さんと子供たちが災害時に使用する防災グッズについて話し合っています。
子「お父さん、うちには、防災グッズはあるの?」
父「あるよ。そういえば、点検する時期だから、いっしょに点検してみよう。」
子「わーい。楽しみだね。」
(信夫家にある防災リュックの中から、防災グッズを取り出して確かめます。)
父「おお。スリッパが入っているぞ。ゴムの軍手もある。」
父「このラップやアルミホイルは何のためにあるの?」
子「非常用の料理などを作るときに役立つんだよ。」
父「おお。他にもたくさん入っているな。アルミのシートやタオル、ライターや水を入れるビニル袋も入っているね。」
父「おや、これは、缶入りのパンだね。「救缶鳥」と書いてある。賞味期限があと1年だから、そろそろ新しいものを買っておきたいね。」
子「お父さん、ちょうど学校から、「新しい救缶鳥を買いませんか」というお便りが配られたよ。」
父「ちょうどよかった。何個か買っておこう。何個必要かな。」
子「うちは、家族が8人だから8個買おうよ。」
父「そうしよう。では、賞味期限があと少しの救缶鳥は、今、食べてしまおう。」
子「ちょっと待ってお父さん。先生が、「救缶鳥プロジェクト」について話をしていたよ。賞味期限が近づいた救缶鳥を、外国などの食糧が不足して困っている難民の人たちに寄付する運動だそうだよ。」
父「へえ、そうなんだ。じゃあ、これは食べないで寄付するとしよう。あ、ここにメッセージを書くところがあるよ。心を込めたメッセージを書いて寄付しよう。」
子「何かとてもうれしい気持ちになるね。お父さん!」
父「そうだね、「救缶鳥プロジェクト」って素晴らしい取組だね。
そういえば、学校で、JRCに取り組んでいたね。思いやりや親切な心を大切にしているんだってね。
困っている人に役立てることができてよかったね。」
父・子「そうだね!あっはっはっは。」
というわけで、この備蓄食としての缶入りのパン「救缶鳥」は、非常食にもなるばかりでなく、海外の食糧に困っている人たちのために寄付も出来る運動(救缶鳥プロジェクト)を行っています。
この運動に参加したい人はぜひどうぞ。
ところで、皆様のご家庭では、防災グッズの備えは万全ですか。
点検してしてみるのもいいですね。
〒969-0307
福島県白河市大信中新城字愛宕山108−1
TEL 0248-46-2151
FAX 0248-46-3811