「気づく」「考える」「実行する」「振り返る」子ども

2018年12月の記事一覧

笑う 初雪の朝には

12月12日(水)昨夜からの雪で、今朝は初雪景色になりました。

しかし、子供たちが登校するころになると、雨が降ってきて、少し濡れてしまった子もいたようです。

校庭は、水たまりができて、普段元気にサッカーやドッジボールをして遊ぶことができません。

このような日の朝は、子供たちはどのようにして過ごしているのでしょう。

昇降口付近にある「団らんコーナー」では、将棋を指して遊ぶ子供がいました。

オセロを楽しむ子供もいました。

会話を楽しむ子供もいました。みんな和やかで、楽しそうな表情です。

その中でも、KKJタイムに取り組む6年生の姿があります。傘立ての傘の乱れを直してくれています。

今週は、清掃の時間がないことから、各教室のゴミがたまっていることに気づき、ゴミを集めに回る6年生の姿がありました。

校庭で元気いっぱいに遊べない今日の朝に、

普段晴れている日には、校庭で遊ぶ子供たちが、廊下の掃除をしてくれている姿がありました。

6年生の姿を見ていた下の学年の子供たちの中から、「遊べないなら掃除をしよう」と、他のために働くことに、気づき、考え、実行する姿が現れた瞬間でした。

子供たちの心が育っています。

笑う 相手の立場を想像できる力を育てる~5年生高齢者擬似体験学習を通して~

平成30年12月7日(金)5年生の総合的な学習の時間として、加齢による身体機能の低下等を体験する学習を実施しました。

白河市社会福祉協議会からお二人の講師を招き、高齢者の方の苦労などを体験することを通して、相手の立場を想像し、相手を思いやることや親切にすることの大切さを学びました。

※はじめに、社会福祉協議会の方から、加齢に伴う身体機能の低下について説明をうかがいました。

転びやすくなる、ひざが痛くなる、目や耳がわるくなる、病気をしやすくなる・・・など様々な問題が起こります。

そこで、そうした高齢者の方がどんな苦労をしているのか、様々な器具を装着して体験してみます。

モデルを手本に、装着の仕方を理解します。

3人グループになって活動開始です。

一人は、手をつないでリードし、一人は、後から支えます。

視界が狭い上、ひざも上がらないので、階段の上り下りが大変なことが分かりました。

また、文字を書いたり、

新聞の文字を読んだり、

はさみを使うことも、なかなか素早く上手にはいかないことも分かりました。

いつまでも健康で元気なおじいちゃんやおばあちゃんでいてほしいですね。

また、高齢者ではなくても、ハンディを持った人には、その人の気持ちになって手助けができるようになるといいですね。

笑う 自分の利益を求めない自発的な行動~ボランタリー・サービス(V・S)活動~

本校の6年生は、毎朝、「KKJタイム」と称し、ボランタリー・サービス活動を実践しています。

青少年赤十字には、3つの実践目標があります。「国際理解・親善」「健康・安全」そして「奉仕」です。

その一つの「奉仕」については、自ら気づき、ニーズを考え、実践し、振り返ることを重視しています。

単なるお手伝いやゴミ拾い、おせっかいではありません。

人のために自分にできることは何かを考え、自分の利益を求めない自発的な行動ができる人を育てるためです。

また、このことから、真に積極的に行動できるリーダーシップを育むためです。

6年生は、毎日、次のような「KKJカード」に記入し取り組んでいます。

 

※掃除用具入れの中の汚れに気づき、きれいにしました。

※廊下に水が散っていることに気づきました。しかし、毎日使うところでいつもきれいにならないことにも気づき簡単に解決できる問題ではないことにも気づきました。

※学校の坂道にあるコンクリートの壁の汚れに気づきました。学校の外なので、校長先生と相談してきれいにすることを考えました。

※自在ぼうきの先につきやすいほこりに気づき、掃除しやすいように取り除きました。

※廊下の汚れに気づき、落とすけれども、もっと効率的な方法はないかと新たに考えています。

※昇降口にある傘立ての乱れに気づいて直すも、途中で終わってしまっていることを自分で把握しています。