表郷小学校

2022年4月の記事一覧

オンラインで児童会総会

 オンラインで、各委員会の計画を発表しました。事前に受けていた質問の回答も行いました。「気づき 考え 実行する」児童会を目指して、各委員会が動き出します。

表郷の文化財

 ビャッコイは、県指定の天然記念物ですが、表郷地区には、「数多くある~文化財・・・」と校歌でも歌われているように、たくさんの文化財が存在します。その中でも、私が一番に選ぶとしたら、やはり、「常在院の絵巻物」でしょうか。

 常在院は、表郷中寺にあるお寺です。このお寺に、ある有名な妖怪伝説にまつわる絵巻物があるのです。その妖怪とは、「九尾の狐」です。
 この九尾の狐は、平安時代に、京の都に現れた妖怪です。狐は化けるのがうまいので、玉藻前(たまものまえ)という絶世の美女に化け、当時の天皇を呪い殺そうとしました。しかし、その正体を陰陽師に見抜かれた九尾の狐は、今の栃木県の那須原に逃げました。京より追ってきた討伐軍は、苦戦しながらも、ついに九尾の狐を討ち取ります。しかし、死んだはずの九尾の狐の魂が、大きな岩に乗りうつり、毒石となって周囲に毒気を吹き出し、近づく人や動物の命を奪いました。那須野に住む人々は、この毒石を「殺生石」と名付け、近づくことを避けていました。
 それから何年も経ち、何人もの僧侶がここを訪れては、殺生石の呪いを鎮めようとしました。しかし、みな、命を奪われました。ある時、一人の高僧が、この殺生石の呪いを鎮めようと、那須野に来ました。この高僧は、玄翁(げんのう)和尚と言いました。玄翁和尚は、大変強い念力で、ついに殺生石の呪いを鎮め、その時、殺生石は砕け散り、そのかけらは日本全国に飛び散ったのでした。

 この物語が、絵巻物となり、常在院に残っているのです。それがなぜかというと、殺生石の呪いを鎮めた玄翁和尚が、この常在院を建てたからです。さらに、全国に飛び散ったという殺生石のかけらの一つが、常在院の裏山にも飛んできて、今も残っているのです。もうすごすぎです。そして、もう一つ。玄翁和尚の強い念力で、殺生石が砕け散ったという伝説から、石などをたたき割る「かなづち」を「げんのう」と名付けられました。

 常在院の絵巻物の正式の名前は、「紙本著色源翁和尚行状縁起(しほんちゃくしょくげんのうおしょうぎょうじょうえんぎ)」と言います。幅約30cmで、長さが約15mほどの絵巻が3本あります。この絵巻は、年に1日だけ、8月7日に御開帳します。興味がある人は、常在院を訪れてみてはいかがでしょうか。とてもきれいに彩色された素敵な絵巻物です。

ビャッコイは、カネヤマイだった?!

 まず、「ビャッコイ」とは何か、知らない方がいるかもしれませんので、説明します。ビャッコイについては、白河市のホームページに次のように紹介されています。

 表郷小学校北側の林の泉(通称不動清水)に自生するカヤツリグサ科、ビャッコイ属の植物である。明治33年(1900)頃、鈴木貞次郎が採取し、福島師範学校(現福島大学教育学部)教諭を経て植物学者牧野富太郎に渡り「ビャッコイ」と命名され、明治37年に学会で発表された。岩代国戸ノ口原(会津若松市)付近の採取品と紛れたため、白虎隊の古戦場にちなんで命名されたという。清らかに澄み、冷たい清水の湧く泉に自生する多年草で、通年10~12℃の水温を保つ湧泉の小流や小池沼などに限って生育し、砂質の土壌に根を張る性質がある。全体は淡緑色で長さ10~50cmに及ぶものもある。また、生育地の水深の変化に伴いその形態にも著しい相違がみられる。花は大きさ数mm程度で灰緑色を帯び、8~9月にかけて長さ5~15cmの花茎から茎頭に穂状に開く。一説には氷河期の名残を留める植物で、日本ではここにしか自生していないとされ、平成16年(2004)に岡山理科大学の星野卓二教授によるDNA鑑定の結果、オーストラリア産ビャッコイと近縁種であることが判明した。白河と近縁種のビャッコイはオーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア、ニュージーランドの標高700~3900mの山地の湿地や水辺に分布し、生育の環境はそれぞれ異なり、北半球での存在は表郷のみである。

 特に、注目してほしいのは、日本では表郷にしか自生してなく、世界でも5カ所にしか生育していない点です。それだけ希少価値がある植物が、この表郷に生育しているなんて、すごいことです。なぜ、ここだけなのか。おそらく、遥か昔には、至る所で生育していたものが、長い年月を経て、生育環境の変化に伴い、少しずつ姿を消していき、今、日本ではこの表郷にだけ、その種が奇跡的に生き残ったのかもしれません。ビャッコイが生育している環境は、清水が湧き出していて、緩やかに水流があり、周囲の樹木により、適度に日陰になっています。きっと、ビャッコイの成長にどんぴしゃりと、はまった環境だったのでしょう。しかし、温暖化など、昨今の環境の変化により、全て自然任せでは、ここまで残っていなかったかもしれません。このビャッコイの保護のために、たくさんの方々が昔から携わっています。中学生も協力されているそうです。そういう方々の努力のお陰で、今もビャッコイは生き続けられているのです。

 この新種の植物に、「ビャッコイ」と命名したのは、植物学者の牧野富太郎博士です。ただ、ちょっとおしいのは、博士が会津の植物と勘違いしたために、白虎隊のビャッコが名前についたことです。もしかしたら、ここカネヤマの名がついて、「カネヤマイ」だったかもしれません・・・。最後に、名付け親の牧野富太郎博士がモデルとなる朝の連続テレビ小説が、2023年春放映されるそうです。ストーリーの中に、ビャッコイが登場するといいですね。

粘土で表現

 4年生の子どもたちが、図工の時間、粘土で表現活動をしていました。自分の思いを形にしようと、みな集中して取り組んでいました。粘土は、何度でもやり直しがきくので、自分のこだわりが形になるようです。

オンラインで交通教室

 表郷駐在所、表郷交通安全協会の皆様においでいただき、オンラインで交通教室を行いました。まず、6年生の代表児童に「家庭の交通安全推進員」委嘱がされました。次に、1年生の代表児童に、交通安全の黄色い傘が贈呈されました。その後、駐在所の方より、交通安全のお話をいただきました。

子育てのヒント

 授業参観が中止になり、当日、懇談会の折に、校長よりお話しする予定だった内容を載せます。どうぞ子育ての参考にしてください。

(前略)長く教師という仕事をやってきて、今、改めて思うことは、この仕事は、自分一人では何もできないということです。私たち学校の教職員は、学校に来る子どもたちがいるから、この仕事ができるのです。そして、そうやって学校にお子さんを送り出してくれるお家の方々がいるから、この仕事ができるのです。だから、保護者の皆様に感謝なんです。子どもたちに感謝なんです。そして、そういう子どもたちを、みんなで協力して、みんなで関わって、教育を施すわけですから、この表郷小学校で、共に働く仲間の先生方にも感謝なんです。子どもと保護者の皆様と、そして、同僚の先生方と、感謝感謝で仕事ができるのです。

 さて、保護者の皆様は、お子様の子育てでいろいろとご苦労をされていませんか。かく言う私も、一人の保護者として思うのですが、子育てについて、マニュアルも教科書もありません。だから、これでいいのかという自信がもてないと思うのです。でも、なぜ、子育てにマニュアルはないのか。たぶん、お子さん一人一人が違うからです。表郷小学校293名の子どもたちには、293通りの子育てが存在するのだと思います。では、何か、ヒントはないのか。

 以前、諸富祥彦(もろとみ よしひこ)さんという心理学者で教育学の教授の方が、子育ての講演会で、次のような話をされていました。その中に、子育てのヒントがあるかもしれませんので、ちょっと紹介します。▼「子育ては・・・なるようにしかならない。まさに、子育ては運。いつ、いかなる時に、子どもがよくもわるくも変わるかは、正直誰にもわからない。ただ、言えることは、なるようにしかならないということ。これは、言い換えると、なるようになることが大事。つまり、親の立場から言えば、親が子どもの成長を邪魔しないことが一番。それは、親として子どもに『してはいけないこと』をしないこと。

 子どもの成長にとって、一番大事なことは、親の心が安定していること。だから、してはいけないことの一つ目は、「イライラ、カリカリを子どもにぶつけないこと」。もし、いらいらしてきたら、親の方が子どもから一歩引く。場合によっては、子どもから離れること。そして、場所を変え、イライラカリカリを解消してくる。いらいらして、子どもと対等にやり合うということは、親が「子ども」と同じ立場になっているということ。親は、「大人」なのだから、「子ども」になってはいけない。 してはいけないことの二つ目は、「否定的なことを言わないこと」。何やってるの、ダメなんだから、馬鹿、しょうがない等の否定的なことを言われ続けた子どもは、自分自身そういう子なんだと受け止めてしまう。そうではなく、肯定的なことを子どもには言うことが大事。さすが、いいね、じょうずだね、大丈夫、きっとできるよ、ここまでできたね、すごいね等。

 してはいけないことの三つ目、「兄弟と比較しないこと」。全くおまえはダメなんだから、等と比較されて否定的なことを言われた子どもは、自分に自信を持てない子になる。だから、全ての子に「自分が一番愛されている」と感じさせることが大事。

 これら、してはいけないことを親はしないこと。そして、子どもがどんな悩みも打ち明けられる親になること。そのためには、親自身が、人間的に成長することが大切。それは、本気で生きている姿や深く自分を見つめる姿を、子どもに見せること。親が子どもに本気で仕事に打ち込み、深く自分を見つめ、悩み、それでも前に進もうとする姿を見せること。」

 

 

 

授業参観、お世話になります。(LIVE No.6より)

 4/25(月)授業参観を行います。すでに日程等はプリントでお知らせしましたが、感染対策にご協力をいただき、ご参加くださいますよう、お願いいたします。

 授業参観 13:20~14:05 全学級
       前半:13:20~13:40
       後半:13:45~14:05
 前後半とも、20分ずつの参観となります。短い時間で申し訳ございませんが、お子さんの頑張っている姿を見にお出でください。

 児童下校 14:10(スクールバス14:20)
 この後の懇談会等に残るために、お子さんを預かってほしい場合は、食堂にてお子さんを待たせます。

 学年懇談会 14:20~15:00 各主任の教室
 会の最初の時間に、オンラインで、PTA会長さんよりごあいさつ、続いて校長よりお話しさせて頂きます。

 PTA合同役員会 15:15~16:00 各指定教室
           各委員になられている方々、お世話になります。

 PTA全体会 16:05~16:30 食堂
         本部役員並びに各委員会委員長のみで行います。

ツバメに思う(LIVE No.6より)

 今、学校の敷地内を、盛んに飛び交っているのが、ツバメです。校舎のあちこちで巣作りも始まっています。人の姿を見ると飛び立つのですが、近くのロープなどに止まって、しきりに鳴いています。ツバメは、昔から農作物の害虫を食べてくれる益鳥として、農家の人たちには大切されてきました。

 私は、ツバメというと、次の二つの作品を思い出します。
 一つは、オスカー・ワイルドの書いた短編で「幸福な王子」というお話です。ある町の公園の中央に、高い台座に立っている、とてもきらびやかな王子の像がありました。全身を金箔やたくさんの宝石で飾られたその像は、人々から「幸福な王子」と呼ばれていました。ある夜、この王子像で休もうと飛んできた1羽のツバメに、王子が話しかけました。「あそこの食べ物に困っている家族に、宝石を届けてくれないか。」ツバメは、言われるままに、王子の剣についていたサファイヤをくちばしで外し、その貧しい家族の家に届けてあげるのでした。そうして、毎夜毎夜、王子の目に映る、貧しい生活をして困っている人たちに、王子はツバメに頼んで体中の金箔や宝石を全て届けてあげたのでした。その結果、ただの薄汚い石の像となった王子像は、台から下ろされ、壊されていまいました。その傍らには、最後まで王子の願いを叶えた結果、暖かい南の国へ渡る時期を逃し、寒さで凍え死んだツバメがいました・・・。その様子を天界からみていた神様は、天使を使いに出しました。地上に降りてきた天使は、王子の鉛の心臓とツバメの亡きがらを抱いて、また天に帰っていったのでした。
 私は、子どもの時、この話を絵本で読んで、この王子とツバメの行為に驚き、そして、自分のことより相手のことを考えた行動の美しさを知りました。

 二つは、斎藤茂吉が詠んだ短歌の作品です。
 「のど赤き 玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にいて
           足乳根(たらちね)の母は 死にたまふなり」
 茂吉の故郷は、今の山形県上山市。その故郷に住む母親が危篤だという知らせが、東京に住んでいた茂吉に届きました。急いで夜行列車に飛び乗って母のもとへ急ぐ茂吉。家に着くと、母は今にも息絶えようとしていました。悲しみに涙をこらえる茂吉が天井の方を見上げると、暗い農家の屋根の梁に、のど赤い2羽のツバメが止まっていました。ツバメは、そこから、じっと下の様子を見ています。ああ、こんな中で、私の母は、今、死んでゆこうとしているのだ、と心の中で母への思いをかみしめる茂吉なのでした。
 たった31音からなる短歌。その言葉で表現される短歌の世界。愛する母を亡くそうとして悲しみにふける茂吉と、ただじっとたたずむ2羽のツバメ。その対称的な情景が目に浮かぶようです。

 ツバメが巣を作ると幸運が舞い込むと言います。今、必死に巣作りに励むツバメたちを、そっと見守りたいと思います。

表郷三山(LIVE No.5より)

 「表郷三山」と呼ばれるものが、実際にあるのかどうかは確かめておりません。ただ、私が個人的に、そう名付けました。

 私が考えた、「表郷三山」は、次の三山です。

 建鉾山(たてほこやま) 標高403m 表郷高木三森地区
 天狗山(てんぐやま)  標高625m 表郷番沢地区
 関山(せきさん)    標高619m 白河市関辺

 これらの山々は、私の通勤途中、社川を渡る辺りで、三方向に同時に眺めることができるのです。その中で、正面にどんとそびえるのが、天狗山です。以前、11月下旬に、日本一遅い山開きをする山として有名でした。片道約1時間の登山コースも、聞いたところ、今は4つのコースが存在するそうです。なかなか登りがいのある、表郷地区を代表する山だと思います。
 天狗山から左の方へ目を移すと、少し遠くに、きれいな円錐形の形をした山が見えます。それが、建鉾山(武鉾山)です。この山には、日本書紀にも登場する日本武尊(やまとたける)の伝説があります。そして、この山からは、勾玉や剣などの祭祀に使ったと思われる遺物も多数出土しています。そして、この山の頂上からは、表郷地区の田園風景が眼下に広がり、私が登った春は、田植えの時期で、一面青々とした緑一色の美しい風景を眺めることができました。きっと、秋には黄金色の稲穂が風に揺れる景色になるのだろうと想像しました。
 そして、最後は、表郷小学校の校歌にも登場する関山です。かなり昔は、表郷小学校では、関山まで遠足で登ったそうです。この関山の最大の売りは、なんと頂上から「富士山」が見えることです。私は3回登って、まだ一度も見えませんが、いずれ見てみたいと思っています。それから、この関山には、松尾芭蕉も登ったと言い伝えられているそうです。

 表郷三山ではないのですが、表郷小学校の校歌には、「那須連峰」も登場します。天気がよければ、きれいな山並みが眺められます。白河には、日本最古の公園と言われる南湖公園があります。その南湖公園を築いた松平定信は、造園する際、遠くにそびえる那須連峰を、南湖公園の借景としたそうです。借景とは、日本庭園における様式で、背後の美しい山並みなどを、庭園の背景として扱う技法です。南湖の湖面のその奥に、那須連邦の山並みが見える様は、ずっと眺めていられる景色です。

脚下照顧(LIVE No.5より)

 脚下照顧(きゃっかしょうこ)と読みます。

 これは、もともと、仏教用語で、禅寺などの玄関先に、この札が掲げられているのを見かけます。直接の意味は、「脚(足)下を照らして、我を顧(かえり)みる」。今、自分が脱いだ履き物を振り返り見て、自分の心の有り様を知る。そこから、脱いだ履き物をそろえることを示しています。子どもたちの中には、この脚下照顧を実践している子どもたちがいます。私は、校舎内を回りながら、トイレのサンダルも見ています。すると、いつもトイレのサンダルがきちんとそろっているところがあるんです。自分が履いたサンダルをそろえる。もし、他に乱れているサンダルがあったら、一緒にそろえる。そういう行動がとれる子どもたちがいるということです。きっと、その子にとっては、当たり前のように履き物をそろえているのだと思います。そういうことができる子どもたちが、表郷小学校にいるんだなあと思うと、とてもうれしくなります。

 学校文化には、この「脚下照顧」と似たような言葉が他にもあります。それは、「机の乱れは、心の乱れ」です。休み時間に遊びに行く時や次の学習のため教室を移動する時、さっきまで自分が使っていた机を振り返って見てみる。その時、机の上に鉛筆や教科書などが出しっぱなしになっていたり、椅子がきちんとしまってなかったりします。そういう状態が「机の乱れは、心の乱れ」です。つまり、使った物がきちんと仕舞えてない乱れた状態は、今の自分の心の乱れを表している、というものです。

 靴を脱いだ時、トイレのサンダルを脱いだ時、くつやサンダルをそろえながら、自分の心も整える。席を立つ時、学用品や椅子をしまいながら、自分の心を整える。私たちの所作、動作、取り組む姿勢などは、全て、そういう行為を行う気持ちが反映しているものです。だから、くつや机などの目に見える物の状態から、目に見えない気持ちを察するのです。

 私たちの普段の生活においても、今述べたようなことを感じる時があります。例えば、忙しくて、なかなか部屋の片付けができていない時などは、何か落ち着かず、生活もがさがさしがちです。やろうとすることもうまくいかず、ちょっとイライラしたりします。しかし、逆に、部屋を片付けて、きれいに掃除した時は、気分もすっきりし、心に余裕も生まれ、なぜか前向きに頑張ろうという気持ちになります。日々の生活は、次々にやることがあって、忙しいものです。しかし、その中にあっても、ちょっと身の回りを整えて、心を整えて、一息つく時間を持つことも大事なのかもしれません。

4月のスタートしてから・・・(LIVE No.4より)

 昨日で、今年度がスタートして10日経ちました。この間、いろいろな検診が行われたり、県や全国の学力調査が行われたりと、毎日いろいろと実施しながら、それでも、日々の授業を着実に行われてきました。運動会に向け、走力の記録を取ったり、紅白が決められたり、さらには種目の練習も少しずつ行われています。1年生も、もうすっかり小学生としての毎日を過ごしています。昨日も、1年生を迎える会が行われ、それぞれの学年紹介も行いました。また、5年生と6年生による委員会活動も新しく編成され、21日の児童会総会を経て、新しい委員としての活動が動き始めます。

 本当に毎日はりきって頑張っている子どもたちですから、お家に帰って、ちゃんと休養はとれているでしょうか。前にも書きましたが、睡眠時間はしっかりととれていますか。夜更かしはしていませんか。睡眠の効用はいろいろと言われていますが、大きくは、身体の疲労回復と成長ホルモンの分泌、そして、免疫力の向上です。昔から「寝る子は育つ」と言われます。これは、睡眠をしっかりととることで、身体的にも成長を促し、病気に負けない元気な体が作られるからです。

 睡眠をしっかりととることは、学習面でもプラスに働きます。子どもたちは、授業でたくさん考えて、発言したり、ノートを書いたりすることで、脳自体もとても疲れた状態で家に帰ります。お家で栄養を取り、睡眠を取ることで、脳の疲労も回復します。そして、次の日、また学校で頑張る気力も満たされます。しかし、そうして疲れた脳を、ゲームのやり過ぎや動画の見過ぎなどにより、さらに疲弊してしまうと、その影響が翌朝まで引きずって、あまりよくありません。ゲームや動画視聴など、楽しいことはよくわかります。ただ、長時間にならないような家庭での過ごし方を考えてほしいと思います。

 新しい学年での新生活が軌道に乗ろうとしている今、そして、月末にゴールデンウィークを控えていることを考えると、少しでも、生活の問題点を、早い段階で改善してほしいです。


 明日21日(木)は、先生方の研究会のため、3校時限で、全学年11:10下校になります。早い時間での帰宅になりますので、お家に帰ってから、安全に過ごすよう、お家でもお話しください。なお、自転車乗りの範囲は、
 ・高学年・・・学区内
 ・中学年・・・方部内
 ・低学年・・・家の周り
となっています。きまりを守り、ヘルメットをかぶって、安全に自転車に乗るようにお願いします。

風邪症状でお休みする場合の対応について(LIVE No.4より)

 未だ、新型コロナウイルス感染状況は、大きく減少することはなく、感染対策を緩めるわけにはいかない状況です。しかし、それでも、以前のような感染者数の急激な増加は見られず、白河市内でも、表郷地区内でも落ち着いている状況ではあります。ただ、コロナ感染リスクがなくなったわけではありませんので、今後も十分気をつけて生活してほしいと思います。

 さて、これまでは、風邪症状でお休みする場合は、症状がなくなってから、3日間、お家で様子をみてもらっていました。それは、風邪症状が、風邪から来るのか、それともコロナ感染から来るのか、定かでないからでした。さらに、オミクロン株では、一度症状が治まってからも、また再度症状が現れることがあるからでした。そのため、表郷地区の保護者の皆様には、念のため、そのような対応をお願いしてきました。

 今、地域の感染状況が落ち着いていることから、次のように、これまでの対応の一部見直しをいたします。これについては、表郷中学校と表郷幼稚園も同じ対応で確認しておりますので、よろしくお願いいたします。

①風邪症状がみられる場合、まず、病院での受診をお願いします。
②その結果、風邪等の診断が出た場合、症状が治まるまで自宅で療養ください。
③お休み中も、容体について、学校までお知らせください。
④症状が治まった場合、ぶり返し等があるので、そのまま1日だけ自宅で様子をみてください。
⑤特に異常が見られない場合、その翌日から登校してもらって結構です。

 以上のように、対応を見直します。ただ、この対応は、病院での受診を受けた結果によるもので、病院に行かれない場合は、これまで同様に、症状が治まってから3日間、自宅で様子をみていただきます。また、学校に登校した後に、症状が現れた場合は、すぐにお迎えをお願いいたします。そして、これらの対応は、他の同居されるご家族にそのような症状がみられる場合も、同じように、お子様は自宅で様子をみていただくことになりますので、お願いします。

 最後に、上記のような対応をしばらく取りますが、今後、白河市や表郷地区内での感染状況が変わるような場合は、また、対応を変更することもありますので、どうぞご理解、ご協力をお願いいたします。

ちゃぐりん贈呈式

 JA東西しらかわの皆様においで頂き、「ちゃぐりん」並びに社会科の補助教材をいたざきました。受け取った代表児童が、ちゃぐりんの雑誌を楽しみにしている感想を述べました。JA東西しらかわの皆様、ありがとうございました。

1年生を迎える会

 今年は、51名の1年生を迎えました。2年生から6年生のお兄さん、お姉さんたちが、それぞれの学年の紹介をしました。今年一年、みんな、仲良く、楽しく活動していきたいです。

表郷小の校歌(LIVE No.3より)

 まず、次の詩をみなさんは、聞いたことがあるでしょうか。

  春のうた

かえるは冬のあいだは土の中にいて春になると地上に出てきます。
そのはじめての日のうた。

ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。

みずは つるつる、/ かぜは そよそよ。
ケルルン クック。/ ああいいにおいだ。
ケルルン クック。

ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいてくる。

ケルルン クック。/ ケルルン クック。

 この詩は、春、かえるが土の中から出てきて、地面から顔を出した時の喜びを歌っている「春のうた」という詩です。

 この詩の作者は、かえるの詩人と呼ばれた、草野心平さんです。心平さんは、かえるをモチーフにした、たくさんの詩を作りました。中には、こんな?な詩も作っています。

 

 

     

 この詩のタイトルは、わかりますか?というより、そもそも、これは詩なの?という疑問が先に来そうですが。この詩のタイトルは・・・「冬眠」。そう、カエルが土の中で冬眠している様子を表現しています。冬眠しているカエルは、何も語りません。動きもしません。ただ、じっと眠っている。それを、黒丸一つで表す創造力。なんと素敵じゃありませんか。

 こんな素敵な詩の作者である草野心平さんが、我が表郷小学校の校歌を作詞しています。

わが故郷の美しさ / みどり関山 社川
ここにして われらは学ぶ / 春夏秋冬 扶けあいつつ
大いなる 未来めざして / 表郷 表郷

われらが母校 / 栄えある母校

数多くある文化財 / われらは誇る 伝統を
遙かなる 那須連峰よ / あの高さこそ われらが理想
進もうよ 腕(かいな)組みつつ / 表郷 表郷

われらが母校 / 輝く母校

 自然を愛し、地域を愛し、人を愛した草野心平さんらしい、そして、表郷のよさを数少ない言葉で、見事に表現している校歌だと、しみじみ思います。

教育活動の基本的な考え(LIVE No.3より)

 学校には、その年度に行う教育活動の大きな計画が二つあります。

 一つは、年間の行事予定や各学年の各教科の学習内容の計画、いわゆる教育課程(カリキュラム)と呼ばれるものです。これにより、何年生の国語は何時間で、どういう単元を何時間で指導するか、ということが決められます。この計画の基になっているのが、文部科学省で作成している「学習指導要領」です。これにより、日本の公立学校では、どこでも、同じような学習内容の教育を受けることができるのです。

 大きな計画のもう一つは、その名もずばり「教育計画」というものです。こちらは、先ほどの教育課程を受け、例えば、どの行事を、いつ、どのような内容で実施するか、といった計画や、異学年交流のふれあい活動は、年間でどのように進めていくかという、より具体的な計画が示されています。

 この「教育課程」と「教育計画」に沿って、教育活動は進められます。

 さて、今年の教育活動の計画は、前年度のうちに作成されました。令和3年度を実施して、その反省を生かして、次年度の計画を作成するからです。ですから、今年の計画はすでに3月まで立てられています。その計画をどのように実施していくか、それは、令和4年度のメンバーで取り組んでいくことなのです。

 それに関して、一番大きな影響を与えるのが、今のところ、やはり、新型コロナウイルス感染症の感染状況です。過去2年間、そのために、予定していた行事等が実施できなかったことが、どの学校でもありました。この状況は、残念ながら、まだ変わりそうにありません。ですから、学校としては、感染対策を取りながら、教育活動を実施していくということになります。

 昨日、4月25日に実施予定の授業参観のお知らせプリントを配付しました。その中に、参観者の限定について示してあります。今回は、各家庭とも、保護者1名の参加とさせていただきました。感染対策の「密にしない」ということで、そうさせていただきました。また、幼いお子様の同伴は、できる限りご遠慮していただきたいと思います。しかし、それが難しい方もいらっしゃると思いますので、その場合、学校の教頭までお知らせください。(0248-32-2220)また、今回も、参観時間も前半と後半の交代制としました。本来なら、じっくり見ていただきたいところですが、申し訳ございません。限られた時間内ではありますが、学校でのお子様の様子を参観されて、お子様の頑張っている姿をお家でほめていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

校外子ども会

 校外子ども会で、今年度の編成や活動について話し合いました。明日からも、登校班で車に気をつけて登校してほしいです。

 

委員会活動

 今年度の新しい委員会の話し合いが行われました。新しい委員長さんたちをきめたり、活動する計画を立てたりしました。児童会活動は、学校生活を活性化してくれます。これからの委員会活動が楽しみです。

清掃活動

 今は、学年ごとの清掃活動です。みな、まっすぐ並んで挨拶したり、自分の担当箇所の分担に黙々と取り組んだりしています。

PTA本部役員会を行いました。

 昨日、今年度の第1回のPTA本部役員会を行いました。会の中で、授業参観やPTAの各委員会について、話し合いました。皆さん、子どもたちのために、熱心にご意見を出していただきました。本部役員の皆さん、ありがとうございました。