日誌

2021年6月の記事一覧

まさかに備える<防犯教室>

 今日の2校時は防犯教室でした。もし不審者が学校に侵入したとき、一人も危害を加えられることなく、児童全員が安全に素早く避難できるようにするための訓練です。地域の皆さんは優しく穏やかな方が多いので、本校の子どもたちは、人を疑うことをあまりしません。知らない人への警戒心も少ないです。確かに、子供を連れ去ったり、子供を殺したりするような事件は、めったに起きるものではありません。しかし、だからといって、これから絶対に起こらないとは言えるでしょうか。地震や火事と同じです。「まさか」という時、どのように自分の命を守るか、日頃から訓練しておくことが必要です。
 不審者はあちこちにいるわけではありません。でも、子どもに対して犯罪を起こしてしまう人がいるのは事実です。避難訓練をしていないと、ほとんどの人は、冷静で落ち着いた行動をとれなくなります。うろたえます。そうならないように訓練を行いました。

 また、最後に今回も、避難したときの態度や行動を自己採点させました。今回は100点との声もあがりましたが、全員ではありませんでした。「普通のテストは80点でも命を失うことはありません。でも、避難訓練は命にかかわります。全員が100点でなかったら0点です。一人でもふざけたら0点です。今後も火事や地震の避難訓練がまたありますが、ぜひ100点を目指してほしいと思っています」今回もやはり厳しめにこのように話してしまう校長なのでした・・・。

※訓練中に来校者がありました。橋本駐在さんの迫真の演技に、お客さんが動揺され、中断して身分を証明する一幕もありました。

 

 

歯科衛生図画・標語紹介(下学年)

 6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで、「むし歯予防の日」と言われています。また、6月4~10日までの1週間は、厚生労働省・文部科学省・日本歯科協会などが「歯と口の健康週間」を実施しています。日本は、日本人男性の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳(2020年)と長寿大国です。しかし、残念ながら、歯の寿命は50~60歳代で、高齢になるに従って、歯を失う人が多いのが現状です。けれども、日頃から歯磨きなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命をもっと延ばすことができます。最近では、80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されています。「歯と口の健康週間」に向けて、歯を長生きさせるための図画・ポスター、標語を全校生でつくりました。ご紹介します。

「はみがきで ぴかぴかえがお みせたいな」 1年 今村 舞桜さん

「むし歯ゼロ きれいにみがくと 歯ッピーだ」1年 國井 大聖さん

「ハミガキで こころもはも ピッカピカ」  2年 近内椛乃彩さん

「いつまでも つかうはだから だいじにね」 2年 佐藤 乃愛さん

「つよいはで かんでたべると おいしいね」 2年 髙宮 愛月さん

「朝昼ばん はみがきすれば ピッカピカ」  3年 関根 愛莉さん

「ピカピカに みがいてむしば さようなら」 3年 星  銀次さん

 

さすがです!

 ことある度に紹介してきましたが、本校の教職員は、少数精鋭!個性的で、子どもへの深い愛情をもっている方ぞろいです。すでに、生徒指導の先生、体育主任について紹介しましたが、今日は養護教諭を紹介します。

 スーパーティーチャー「清美先生」の保健だよりの一部です。

~統合まであと9か月。信夫二小は全校生35人ですが、「大信小学校」は全校生160人くらいの学校になります。きっと子どもたちは、お友達やできる活動が増えて楽しい反面、慣れるまでは戸惑うこと、心配になることが多くあるのではないかなと思います。そんなときに、自分の思いや状態、困っていることなどを言葉で伝えることができるかできないかでは、大きく違います。信夫二小は、お友達も先生も少人数で関わりも密接なため、お互いに”なんとなく”察してあげたり”なんとなく”解決できたりしていたことも、統合後は難しくなります。保健室でも来室した状況”なんとなく”分かることも、あえて子どもたちに話をさせる機会を多くしています。自分の身体や心の状態を、自分の言葉で伝えられるようになってほしいからです。話を聞いていると、その子の新しい発見をすることもあります。微力な取組ですが、子どもたちの健やかな成長につながればと考えています。~

  他の教職員も同じ想いで指導に当たっています。素直でかわいい子どもたちですが、甘やかさないように、主体的学習態度・生活態度を育てるように、日頃から信念をもって子どもと関わっていきます。目標は「竹」です。強くしなやかな人になってほしい、地下茎のように仲間とつながり、コミュニケーションをとりながら助け合い、支え合ってほしいと願っています。