2021年5月の記事一覧
全校集会(校長の話)
さて、それでは、校長先生の今日のお話はこれです。何でしょう?
はい、「たけのこ」ですね。先週の水曜日、給食に「たけのこご飯」が出ました。美味しかったですね。
「たけのこ」は大きくなるのがとても速いです。1日に1メートルも伸びることがあるそうです。1メートルとはこれくらいです。1日で、これだけ伸びるというのはすごいですね。「たけのこ」は、ぐんぐん伸びます。皆さんも、「たけのこ」のようにぐんぐん伸びていってほしいです。身長も伸びてほしいですが、勉強や運動、お友達と仲よくするなどのみなさんの力が、ぐんぐんと伸びてほしいです。進んで自分を伸ばす! 校長先生との3つの約束の1つです。
では、「たけのこ」が大きくなると何になりますか?
はい、そうです。 「竹」になりますね。では、次に「竹」についてお話をします。
みなさんは、竹を見たことありますか?竹は背が高いわりには太さは細いです。竹は弱そうに見えるかもしれませんが、実はとても強いのです。地震の時は竹のたくさん生えている中に逃げこむと安全と言われています。竹は中々折れたりしないからです。また、竹は、重い雪がたくさん載ってもびくともしません。この写真の竹は雪が載って曲がっていますが、折れていません。竹は重い雪が上から載ってきても、折れないで、やわらかく曲がります。そして、雪が無くなったら「バネ」のように、また元のように戻ろうとします。竹がもしも「曲がらない堅い強さ」だけだったら、折れてしまうでしょう。このような「やわらかさ」「バネのような力」を「しなやかな強さ」といいます。
では、「竹」はなぜ強いのかというと、それは、まず、「竹」にはたくさんの「節」があり、竹の幹をしっかり支えているからです。みなさんにも「節」がありますよ。物事の区切り、例えば、朝の会とか、朝の音読とか、勉強が始まる時の礼など、一つ一つの「節」を大切にしてほしいです。すると、竹のように「強く」なれます。
それから、竹は、根っこが地面の中でつながっています。だから、大風が吹いてもびくともしません。みなさんも、「竹」の(地下茎の)ように、友達同士で手をつないで力を合わせていくと「しなやかに強く」なれると思います。
昔の人は、このようなしなやかに強い「竹」を使って、箒やお箸、ナイフ、ペンを作ったりしました。ドラえもんのタケコプターも竹で出来ていますね。校長先生は、みなさんにも、竹のように、節目を大切にすること、友達と力を合わせることを行って(実践して)、「しなやかな強さ」を身につけて、ぐんぐん伸びていって欲しいと思います。
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