青少年赤十字の取組
いつ起こるか分からない大地震に備えて
3月11日(月)全校生で「3.11を忘れない集会」を行いました。
8年前の今日、午後2時46分。東日本大震災が発生しました。これまでの被災状況を数字をみて考えます。
上の数字は、福島県内、下の数字は、全国の総数です。
福島県は、震災関連死が死者、行方不明者を上回っています。
どんな大地震だったのかを、子供たちはうっすらとしか覚えていないし、1年生は、まだ生まれていませんでした。
インターネットの地震関連の映像を見て、その大きさや怖さを改めて知りました。
地震や津波で亡くなられた多くの方に、心を込めて黙とうをささげました。
今後30年間のうちにマグニチュード7クラスの地震が発生する確立は50%という新聞記事を見ました。
つまり、大地震は必ず起こるのです。
そのために何を備えればよいのでしょう。防災グッズを揃えるなども大切なことでしょう。
何よりも、普段から、「気づき、考え、実行する、振り返る」態度を身につけ、とっさのときにも、
優しさや思いやりの心を持ち、誰とでも協力することができるようにすることが大事なことだと思います。
6年生の学級通信から~「気づく」ということ~
6年生の学級通信の内容の一部を紹介します。
(以下抜粋)
2月6日付の毎日子ども新聞に、「子供の食事格差解消へ 東京・世田谷」という次のような記事が載っていました。
「暮らしが貧しく子供達がご飯を食べられない”食事格差”をなくそうと、東京都世田谷区は7月から、困っている家庭を支援する事業を始めます。
事業は、1回100円の利用料で500円ほどの弁当を家庭に届ける”子供配食”と、家庭に出向いて保護者の代わりに調理する”食の支援サポーター派遣”の2本立てです。弁当の配達人は、子供や保護者に語りかけ、家庭の状況を報告してもらいます。食の支援サポーターはただで利用でき、食材などもサポーターが持っていきます。サービスを受けるには、あらかじめ審査が必要になります。
昨年夏、区内の小学5年生か中学2年生の子供を持つ家庭約1万3000世帯を対象にアンケート調査をしたところ、約3000世帯が”経済的に食材を買えないことがよくある”と答えていました。」
こういうことが身近なところにも起きていることに驚いてしまいます。これを読んで子供たちは意見文を書くわけですが、○○君が次のように書いています。
「ぼくは、暮らしが厳しい子供達がご飯を食べられない”食事格差”をなくそうと、家庭を支援する事業を始めたことに、これもKKJだと思いました。
なぜなら、困っている人の役に立っているからです。子供の保護者の代わりに子供たちが喜んで食べるおいしい弁当をこれからも作り続けてほしいです。」
KKJとは、みんなのため、そして自分のために自ら進んで「気づき・考え・実行」すること。○○君は、ご飯を食べられない子供達の支援をしている人々と、自分達の活動が重なって見えたのです。これは非常に重要な気づきです。事の重大さに違いはあるものの、根底にある考え方は一緒だという共通点に気づいたことが大きいのです。○○君は、今後の人生において、他者の慈善的な行為に対して、「すごいな。」「えらいな。」という気持ちを抱いてくれるに違いありません。それだけ心が育ってきているのです。人の優しさに気づくことができるのが、慈善や奉仕の第一歩であることは間違いありません。大変、うれしくなる出来事でした。
(以上抜粋でした)
雪の日だって寒くない
1月29日(火) 今朝は強風、しかも数センチですが積雪でした。
「校長先生!雪掃きします!」校舎裏の給食運搬車が入るところを、元気よく雪を掃いてくれる子どもたちの姿です。
半ズボンの姿が見られます。
他人のために自分を惜しまずにはたらく美しい姿です。
こちらは、校庭に降りる階段の雪を掃いてくれる子どもの姿です。本当にありがとう。
初雪の朝には
12月12日(水)昨夜からの雪で、今朝は初雪景色になりました。
しかし、子供たちが登校するころになると、雨が降ってきて、少し濡れてしまった子もいたようです。
校庭は、水たまりができて、普段元気にサッカーやドッジボールをして遊ぶことができません。
このような日の朝は、子供たちはどのようにして過ごしているのでしょう。
昇降口付近にある「団らんコーナー」では、将棋を指して遊ぶ子供がいました。
オセロを楽しむ子供もいました。
会話を楽しむ子供もいました。みんな和やかで、楽しそうな表情です。
その中でも、KKJタイムに取り組む6年生の姿があります。傘立ての傘の乱れを直してくれています。
今週は、清掃の時間がないことから、各教室のゴミがたまっていることに気づき、ゴミを集めに回る6年生の姿がありました。
校庭で元気いっぱいに遊べない今日の朝に、
普段晴れている日には、校庭で遊ぶ子供たちが、廊下の掃除をしてくれている姿がありました。
6年生の姿を見ていた下の学年の子供たちの中から、「遊べないなら掃除をしよう」と、他のために働くことに、気づき、考え、実行する姿が現れた瞬間でした。
子供たちの心が育っています。
相手の立場を想像できる力を育てる~5年生高齢者擬似体験学習を通して~
平成30年12月7日(金)5年生の総合的な学習の時間として、加齢による身体機能の低下等を体験する学習を実施しました。
白河市社会福祉協議会からお二人の講師を招き、高齢者の方の苦労などを体験することを通して、相手の立場を想像し、相手を思いやることや親切にすることの大切さを学びました。
※はじめに、社会福祉協議会の方から、加齢に伴う身体機能の低下について説明をうかがいました。
転びやすくなる、ひざが痛くなる、目や耳がわるくなる、病気をしやすくなる・・・など様々な問題が起こります。
そこで、そうした高齢者の方がどんな苦労をしているのか、様々な器具を装着して体験してみます。
モデルを手本に、装着の仕方を理解します。
3人グループになって活動開始です。
一人は、手をつないでリードし、一人は、後から支えます。
視界が狭い上、ひざも上がらないので、階段の上り下りが大変なことが分かりました。
また、文字を書いたり、
新聞の文字を読んだり、
はさみを使うことも、なかなか素早く上手にはいかないことも分かりました。
いつまでも健康で元気なおじいちゃんやおばあちゃんでいてほしいですね。
また、高齢者ではなくても、ハンディを持った人には、その人の気持ちになって手助けができるようになるといいですね。
〒969-0307
福島県白河市大信中新城字愛宕山108−1
TEL 0248-46-2151
FAX 0248-46-3811