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218校長室の【五】録(PB:歴史を歩く)
2025年7月30日 11時11分PB(=playback)シリーズをお届け。
拙稿へのお付き合いが長い御方は、
既に知り尽くしていらっしゃるでしょうが、
私が目指しているのは、「読み物」です。
その付加価値を楽しんでもらうことを
意識しているつもりです。
ゆるりと、ぼちぼちと。
文体も、構成も、気分次第で変わる、
趣味の、気まぐれ発信で申し訳ないです。
さて、
今回は、6年生の「歴史再発見」です。
「郷土を知り、郷土を愛する人」
白河市教育大綱に明記された人づくり。
それに関する郷土史を学ぶ事業です。
内容やルートが各校でチョイスできるので
独自の学びを計画できる利点があります。
私が、いそいそと出かけたのは、
見学場所に「長寿院」があったからです。
派遣依頼をした学芸員さんに聞くと、
この「選択」は珍しいとのこと。
私の赴任前から続いている本校の計画。
これも、「運命」なのか!と思いました。
私、門前に住んでいたんですから!
数字「一」で薫陶を受けていたので。
ここは母方の菩提寺です。
今でも、年に数回は、訪れています。
長寿院は、簡単に説明すると
戊辰戦争白河口の戦いなどで戦死した
新政府軍各藩のお墓があるところです。
山門を入って、右手の壇上には
慰霊碑が建立されています。
その向かい、山門を入って左側が
各藩の墓所となっています。
「岩倉」「大久保」ビッグネーム両名が
奉納した大きな燈篭もあるんですよ。
6年生は、学芸員さんの話に耳を傾け、
タブレット端末で記録写真を撮り、
自分の学びを整理していました。
本校がある白坂の地を通る旧奥州街道は
戊辰の古戦場へとつながっている。
教科書や書物等からの情報、
郷土の歴史が残されている場所、
そして今の自分。
この3点を自ら結びつけて考えること。
歴史から学ぶとは、
そういうことなのかなと思うのです。