授業研究

2015年9月の記事一覧

笑う 第2回授業研究を開催しました。

 9月9日,3年生の算数の授業の指導のあり方について研究を深めました。
 単元名は「あまりのあるわり算」です。商が1位数で,あまりがある計算ですが,今後の算数の学習において非常に大切な知識や技能になる内容です。
3年生
 さて,授業のねらいは,
あまりがあるわり算のわる数とあまりの数の関係に着目するというものです。
 まず,教師は,「
÷4」の式を示した後,クイズのように,□の中に数字を入れながら,

A:わりきれる式

B:あまりが1の式

C:あまりが2の式

D:あまりが3の式
と,いくつかの式を出しながら,
あまりの数の大きさによって仲間分けをしました。

 子どもたちは,どのような理由で仲間分けされたかを,考えていきます。
3年生 3年生

3年生

 教師側としては,わる数とあまりの数の関係に着目させ,あまりは,わる数より小さくなることを理解させたかったのですが,子どもたちは,商の数字とあまりの数字とに混乱してしまい,仲間分けの理由を正しく導くことが難しかったようです。
3年生

 事後の研究会においても,子どもに着眼させるための課題の提示など工夫する必要があることなど,いくつかの課題が明らかになりました。
3年生
 子どもたちの実態を踏まえた授業の展開の重要性を改めて感じさせられた授業でした。