2018年11月の記事一覧
学びに向かう力を育てるために~5年生道徳科の授業~
11月2日(金)には、5年生の道徳科の研究授業も行いました。
今日の授業で使う教科書の内容は、
「腕はいいが売れない手品師が、ある日、悲しい背景を持った少年と道端で出会います。手品師は少年に元気を出させようと手品を見せます。元気が出た少年は、明日もここで手品を見せてほしいと願い、手品師と約束をします。その晩、手品師の友人から、大劇場に出演できるチャンスができたから明日こちらに来いという電話がきました。手品師は、迷った末に少年との約束を優先し友人の話を断りました。次の日、道端でたった一人のお客(少年)の前で手品を披露する手品師がいました。」
というものです。
少年との約束を守った手品師を誠実な人だと思う人は、赤い帽子をかぶってください。
しかし、赤い帽子をかぶっていない児童も何人かいました。
約束を守ったから誠実だと思うけど、でも、本当にそれだけなのかよく分からない・・・。
この児童の発言にみんなは、もっと深く考えることになりました。
約束を守らなかったら、手品師は誠実な人ではなくなるのかな。
自分の夢のために一生懸命に努力をしている人だから誠実だよね。
自分の夢をかなえることも大事なことだよね。
自分の夢も大事、約束も大事。手品師は、考えに考えた末に、少年との約束を選んだんだね。
本当に悩んだんだね。自分で正しいと思うことをしたんだね。
手品師の心の奥まで一生懸命考えました。
ノートには、自分や友達の考えがたくさん書かれていました。
考え、議論する道徳の授業でした。
学びに向かう力を育てるために~1年生道徳科の授業~
11月2日(金)、1年生の道徳科の研究授業を行いました。
今日の授業のねらいに迫る読み物資料は、「橋の上のおおかみ」でした。
主な内容は次のとおりです。
「丸太の橋の上でおおかみは、反対から渡ろうとする小さい動物と出会うと、自分が一番えらいと、いつも小さい動物たちを追い払っていました。ある日、おおかみが橋の上を渡ろうとすると、反対から大きな熊が渡ってきました。恐くてて引き下がろうとすると、熊は、おおかみをひょいと持ち上げ、反対側に渡しました。熊の優しさに触れたおおかみは、次の日から、橋の上で小さい動物と出会うと、熊のように優しく反対側に渡してあげるようになりました。」
※このお話を、紙芝居風にして読み進めました。そうすることで児童の集中力が高まりました。
※登場人物の気持ちを考えるために、「役割演技」という手法をとりました。
※自分がその人物になりきることで、その人物の気持ちを感じ取ることができます。
※熊に出会う前と後のおおかみの気持ちがどのように変化したのかを一人一人が考えました。
※優しくされるとうれしくなる。人にも優しくしてあげたくなる。ありがとうの感謝の気持ちになるなど、一人一人が感じたようです。
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