授業研究

2016年10月の記事一覧

笑う 第3回研究授業

第3回目の授業研究の様子をお知らせします。

〇期日 10月21日(金)
〇実施学年と教科等 第3学年 学級活動(1)
 題材は「係活動を見直そう」です。
◆青少年赤十字の研究に関わって
 これまで活動してきた係活動を振り返り、学級生活を良くするために役割を果たせたかなどを考えることをとおして、集団の一員としての自覚を高めることをねらいます。また、係活動を見直すための話し合いをとおして、他者の意見を尊重しあい、時には折合いを付けながら係を統廃合していくことをねらいます。
 
〇授業の実際
 今日は、いわゆる学級会です。子どもたち同士で学級の問題等を話し合い、解決していくものです。
 今日の司会グループのメンバーの自己紹介から始まりました。


今日の議題となった提案者から、提案の理由の発表です。
「最近、係の仕事をしっかりやっていなのではないか。しっかりやってほしい。」というような内容です。


これまでの係活動で、問題になっていることはないか。小グループで話し合います。








話し合った内容を発表し、黒板に示していきます。


次に、問題点をふまえて、どのような係があったらよいか、意見等を出し合います。


いろいろな係の案が出されましたが、話し合いの末、多数決で決めていきました。


決まった係に所属する人の希望をとりました。もめる場面もありましたが、どうやら丸くおさまったようです。


最後は、今日の話合い活動について、自分自身を振り返りました。


〇放課後の研究協議会での様子
 本校の3年生は、皆真剣に考え話し合う姿勢が見られ、素晴らしいものでした。また、元気もあって、特に教師の支援を得ながら司会を務めた児童の進行がとても上手でした。
 係活動に対する意欲があって、進んで学級生活をよくしようとする集団の意識も高いものでした。
 今後、係活動を展開し、問題が浮き彫りになったら、また話し合いをして解決していくという活動を繰り返すことで、子どもたちの集団での思考や決定する力が高まっていくと思われます。
 「気づく」「考え」「実行する」「振り返る」のサイクルをスパイラルに繰り返すことが、主体性を育てる大切な、「為すことによって学ぶ」体験です。

笑う 第2回授業研究

第2回目の授業研究の様子をお知らせします。

○期日 平成28年9月23日(金)

○実施学年と教科等   第1・2学年 生活科

◆青少年赤十字の研究に関わって

 2年生はおもちゃの製作活動をとおして協力し合う態度を育て、1年生を招くことにより、年長者としての振る舞いを育むことを目的としました。

 1年生は、製作の仕方やおもちゃの遊び方を2年生から教わることをとおして、自分が支えられていることを実感するとともに、他者と受容的に接しようとする態度を育むことを目的としました。

○授業の様子
 今日のめあてをみんなで考えます。「おもちゃランドで いっしょに たのしく あそぼう」というめあてが確認されました。子どもたちは、期待でワクワクしています。



それぞれの遊びのコーナーで、2年生が1年生に遊び方を優しく、丁寧に教える姿が見られました。











終わりの時間に自ら気づき、夢中になっていた遊びをやめて、「振り返りカード」に記入が始まりました。



 振り返りカードをもとに、感想を発表しました。

1年生からは、2年生に優しく遊び方を教えてもらったことに感謝の気持ちを込めた感想を発表すると、2年生も、1年生が自分たちが作ったおもちゃで、真剣に遊んでくれたことに感謝をする感想もありました。





○放課後の教職員による研究協議会の様子

 上学年が下学年に優しく接する姿が見られるとともに、下学年から、感謝の気持ちを受けることにより、自己肯定感が高まる素晴らしい場面であったこと、上学年として今後自信につながるものであること、今日の学習活動が、次の学習に、よりよいものとなるよう、工夫するなど意欲的な態度として生かされることが期待されることなど話し合われました。
 思いやりや親切、協力といった心に、感謝という心の育ちが見られました。今後も、このような成長が見られるよう研究を進めていきます。

 

笑う 第1回授業研究の様子

平成28年度第1回目の研究授業を紹介します。

<研究主題を次のとおり設定しました> 

 思いやりの心をもち、ともに学ぼうとする子どもの育成をめざします。
※副主題として、次のとおりとしました。

 青少年赤十字(JRC)の理念に基づく教育実践のあり方はどうあればよいかを追究します。

<第1回授業研究会>
○期日 平成28年6月28日(火)

○実施学年・教科等  第5学年 総合的な学習の時間

◆青少年赤十字の研究推進に関わって

 農業に関係する方へのインタビュー活動をとおして、相手に対する言葉遣いや対応の仕方などの態度面の「気づき」を促すとともに、課題に沿って質問の内容を「考え」、さらに準備を整えてのちのインタビュー活動を前向きに「実行」しようとする自信を育むことを目的としました。

〇授業の様子
 大信地域の農業について、総合的に学ぼうとする学習です。グループ内で一人一人の考えなどを出し合い、まとめていきます。





表郷・大信・東の3地域を比較した表などをもとに、大信地域の農業所得について考えます。




グループで話し合ったことをもとに、学級全体で考えを出し合っていきます。



表から分かること、また分からないことなどを確かめながら、次の学習の課題につなげていきました。

〇放課後の教職員による研究協議会の様子

 総合的な学習の時間は、まさに各教科にとどまらず、横断的にかかわりながら進める学習であることから、今日の授業の課題に向けて考えるためには、これまで身に付けてきた知識や生活経験の量によるものが大きいといえます。

 また、資料をどう読み取り、活用するかなどの能力を育むこともこれからの学習にとっても重要なところです。

 グループ内での話合い活動において、自分の意見を述べる、他人の話を聞く、グループとしての意見をまとめるなど、リーダーシップやフォロアーシップとしての態度も、経験を通して育成することが重要になります。
 主体的な学習態度である「気づく」「考える」「実行する」「振り返る」を、今後どのように育成するための指導のあり方について考えていきます。