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363校長室の【五】録(負)
2025年12月9日 09時10分撮影データの在庫を整理していて、
「あれっ、何でコレ、保管してたかな?」
一瞬、考えて、思い出した。
11月上旬に実施した、
「避難訓練」(予告なし)である。
実施時間帯は、昼休み。
火災を知らせる放送が流れる。
その時、校庭でサッカーをしていた
高学年の一部が、遊びを止めずにいた。
そこが、本校の現状。
「負」の部分なのだと思う。
避難訓練だと理解した段階でも、
パス回しを続けていた。
証拠写真を出すのは・・・。
足もとのボールだけにしておく。
遊びたい、という気持ちはわかる。
だが、火事を知らせる放送に直面しても
いつまでも調子に乗って遊ぶことは、
果たして、正しい判断なのか。
避難後の全体指導でも話したことだが、
もし、その高学年サッカーチームが
避難・集合を大声で呼びかけていたなら
それこそ、ヒーローだっただろうな。
べた褒めしてたところだ。
そうではなかった。
行事が終わり、教室に戻る。
5年生(今度は、限定の学級)の
件のメンバーたちが、
「まだ時間あるから、遊んでいいか?」
と騒ぎ出して、担任を困惑させる。
さっきの校長の話、聞いてたのか?
学校現場は綺麗事だけではない。
清濁、明暗がごっちゃまぜ、である。
たまには、
この手の課題等も、正直に発信したいのだ。
当然、課題解決には全力でぶつかる。
「弱さ」「短所」は、克服すれば
「強み」「長所」に転ずるのだから。
それを、この場で報告する。
その楽しみにもなる、というわけである。