2015年11月の記事一覧

　１１月２日（火）に実施された標記の研究授業の様子についてお知らせします。
　「学び合いを通した定着・習得の工夫」を研究主題に置き、大信中学校区内の小中学校が、授業を提供し研究協議を深めてきましたが、本日は本校が最後の授業提供でした。
　内容は、２年算数「かけ算」です。２年生では、はじめて掛け算を学習します。つまり「九九」の学習です。小学校の学習の中で、最重要内容のひとつですし、これを暗記するのに子どもたちはどれほど苦労するでしょうか。
　しかし、ただの暗記ではその後の学習に生かされません。原理や原則を理解してこそ、いろいろな場面で当てはめて身に付けたことになります。
　そんなことを願いながら、「九九表パズルを完成させる活動を通して、自らきまりを見つける楽しさを味わわせながら、乗法の性質を見出すことができる授業」を展開しました。

※何やら見たことのあるような表が出てきましたよ。

※どうやら「２のだん」の九九らしいことに気づいたようです。

※次に、表が広がりましたよ。

※どうやら、「５のだん」までの九九表らしいことに気づきました。

※一人一人、５の段まで、数字を書き込んでみよう。「ににんがし、にさんがろく・・・」

※九九を唱えながら、みんな真剣です。

※できた九九表の横に、なにやら数字の書いたパズルがあります。「このパズル、どこに入るかな？」

※子どもたちは、パズルをはめたくて、大盛り上がりです。

※次に、九九表が隠されました。「このパズルはどこ？」

※子どもたちは、一生懸命考えます。「数字が２つずつ増えているから、２のだんだよ。」

※「これは、５ずつ増えているよ。」

※「そこじゃなくて、もっと下だよ～。」

※「やったあ。完成。」

※「表の中に、１２がいくつかあるよ。」「３×４の１２と４×３の１２はちがうよ。」

※九九表から、なにやら新しい発見があったようです。

※グループで、話し合いながら、もう一度パズルを組み立てます。

※「６のだんの表も作れるかも？」次の学習へと課題がつながりました。

　１０月１９日に行われた第４回校内授業研究会の様子をお知らせします。
　第４回目は、６年生ですが、学習発表会の成功の余韻がまだ残る翌週の月曜日だったので、担任の先生の準備も大変だったことでしょう。
　さて、内容は、６年の算数「拡大図と縮図」という単元の第１時目でした。
　「大きさは違っても形が同じ図形について、対応する辺の長さや角の大きさを調べ、拡大図、縮図の意味を知る」ことがねらいです。

※はじめに、次々と矢印のような図形が示されました。

※もとの形と「同じ形」、「違う形」に分け始めました。
　代表の子どもが前に出て分けてみますが・・・。

※二人組みになって、分けてみようということになりました。

※角の大きさは？辺の長さは？

※「大きさは違うけど、形は同じって、どういうことだろう？」

※子どもたちなりに、話し合い、何かを発見していきます。

※それぞれ考えた理由をもとに、全体で分けながら、確かめていきます。

※分かったことを、ノートにまとめます。

※角の大きさは、同じ。

※辺の長さは、比のように変わっている。

※拡大図、縮図のイメージを持つことができました。

※放課後の研究協議会では、「既習事項を生かしながら、根拠を説明できる力」を身に付けさせるための指導のあり方について熱心に意見が交わされました。