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139校長室の【五】録(受け手側)
2025年6月12日 10時51分白河文化交流館コミネス主催による
アウトリーチプレゼント事業の一環で、
「馬頭琴コンサート」を開催した。
全校生対象のミニ演奏会である。
手を差し伸べられた(アウトリーチ)
贈り物(プレゼント)をいただける。
その意味合いが反映されたものだ。
その恩恵は3つあった。
1 本物に触れた。
2年生国語科の教材に登場する
楽器が目の前に現れた。
2 生演奏で時間を共有した。
CDや録音ではない、リアル音源だ。
音色が直接、耳に届く。
3 異文化を理解する機会となった。
モンゴルの音楽家による演奏で、
その衣装や雰囲気は異国情緒に満ちていた。
白河市の教育大綱にも掲げてある、
「幅広い文化・芸術に親しむ人」
この目指す人づくりにつながるものとして
感性に刺激を与えた体験だったと思う。
◆◆◆
以上の言及で終わろうかと思ったが。
綺麗事だけでは・・・。
(以下は、反省の弁)
子どもたちの態度に、多少、問題があった。
手拍子や身体でリズムをとるなど、
好ましい反応もあったのだが、
度が過ぎた「おふざけ」も出てしまった。
文化や背景の説明の際にも、
集中して聴くことが難しかったようだ。
それが全体的に蔓延した。
終了後、失礼な部分をお詫びした際、
担当されたコミネスの職員の方から
「子どもらしくて」とフォローいただいた。
しかし・・・である。
アウトリーチの受け手側、聴衆が、
残念ながら「アウト」だったなんて、
シャレにならないのだ。
1年生教室には、事後指導の形跡あり。
この種の「場数を踏む」ことも大事だ。
徐々に経験を重ねて、身に付けさせたい。
そのきっかけをプレゼントされたとの、
ポジティブ思考で締めくくる。
教職員も含め、全校生の「修行」は続く。