忽那氏は、「メリハリをつけた感染対策」が大事だを言っています。それは、新型コロナの感染経路を意識した感染対策です。確認ですが、新型コロナの感染経路は3つです。
・接触感染:ウイルスで汚染した物、感染した人の手などに触れるこ とで自分の手などにウイルスが付着し、その汚染した部位で目や鼻 など粘膜に触れる。 ・飛沫感染:会話などで発生する飛沫を浴びる。 ・エアロゾル感染:特に換気の悪い屋内では飛沫の飛ぶ距離(1~2m)を超えて感染が起こり得る。 |
そこで、接触感染に対してはこまめな手洗い、飛沫感染やエアロゾル感染に対してはマスク着用と3密を避けることで感染を防ぐことができます。
過去2年間で、どういう状況で感染が起こりやすいのか分かってきました。それは、特に屋内でのお互いがマスクを外した場面であり、具体的には家庭内や会食などです。家庭内でのマスク着用は現実的ではありませんが、常に部屋の換気を心がけることは重要でしょう。また、会食は人が多く集まるほど、時間が長くなるほど感染するリスクが高くなり、感染者が増えやすくなります。実際、本校でも、休日にお友達とマスク無しで遊んだという例が報告されています。学校では、給食時、一方向で黙食しています。でも、仲良しさんとの会食では、なかなか難しいのかも知れません。それでも、
・なるべく少ない人数で ・あまり長時間にならないように ・マスク会食の徹底 |
このことについては、休日、遊びに行く時は、気をつけていただきたいと思います。
そして、忽那氏は、過剰な感染対策の見直しについても言っています。特に、消毒については、大事なのは、何かに触った後に自分の顔を触る前に手洗いすることを習慣づけることだそうです。消毒に安心して、手洗いがおろそかになっていないでしょうか。
これからの2週間、今まで同様、学校でもご家庭でも、上記の感染対策に気をつけながら、次こそは、予定どおり運動会が実施できるよう、取り組んでいきたいと思います。引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に、次のような場合は登校を控えて頂きたいのでご確認ください。
○お子さんが、風邪の症状(発熱、のどの痛み等)が見られる場合 ○もしくは、ご家族に風邪の症状が見られる場合 |
そして、症状が治まった後も、受診している場合は1日、受診していない場合は3日、様子をみてくださいますよう、お願い致します。
事前にお伝えしていたとおり、今週、陽性者が確認されたことにより、5/14(土)・5/15(日)の運動会は延期とさせていただきました。2週間後の5/28(土)、荒天時は5/29(日)に実施予定です。
4/24(日)に最初の陽性者を確認してから、この3週間、学級閉鎖を繰り返しながら、感染拡大防止に努めてきました。実際、学級閉鎖期間に新たな陽性者を確認したのは一学級だけで、他の閉鎖した学級では新たな陽性者は出ておりませんでした。これは、学校における各学級での担任の先生方に感染対策をしっかりと取り組んでいただいたことと、各家庭において、健康観察と自宅待機措置をきちんと行っていただいてきたお陰だと改めて感謝申し上げます。
しかし、この3週間、学級は違いながらも、ずっと、陽性者が確認される状況が続いていることについては、保護者の皆様に数々の不安とご心配、ご迷惑をおかけしておりますことに、大変心苦しく感じております。また、学校においても、先生方にも急な学級閉鎖対応等で大変なご苦労をかけてしまっていることも申し訳ない気持ちでおります。そして、何よりも、表郷小学校の子どもたちに、なかなか平常の教育活動が、当たり前のように行えていない日々を過ごさせてしまっていること、そして、学校に来たくても、それが叶わない子どもたちがいることについて、校長として責任を感じております。
こういう状況を何とか打破できないものかと、この3週間、ずっと思い悩んで参りました。なぜ、陽性者が出てしまうのか、どうしたら、防ぐことができるのか。そのことについて、はっきりとした答えが出ないのが正直なところです。ただ、この3週間の陽性者の感染状況から、こういうことに気をつけていただけたら、という点が見えてきました。感染症専門医の忽那賢志(くつなさとし)氏のお話と一緒にお伝えします。(次へ)
今日の給食は、白河ラーメンでした。ちゃんとゆで卵、ほうれん草、メンマ、そして、チャーシューが乗った本格的なものでした。おまけに海苔もついていました。

今日から4週間、教育実習生が来ることになり、本日、来校しました。6年1組に入りますが、他の教室にも参観に行きます。実は、本校の卒業生で、子どもたちの先輩です。どうぞ、よろしくお願いします。



今、図書館の掲示は、イースターバニー、イースターエッグの掲示です。
イースターのお祭りでは、隠されたイースターエッグを探し出すイベントもあるようです。図書館に隠されたお宝の本を探すように、自分のお気に入りの一冊を見つけてほしいです。


メニューは、たけのこごはん、鮭の三味焼き、おひたし、あさりのすまし汁、そして、柏餅がつきました。柏餅の袋には、かしわもちの由来について書かれていました。柏餅は、二百年くらい前に作られたそうです。柏の木は、絶えず葉が茂っていて、新芽が出るまで、古い葉が落ちないそうです。そこから、家庭が常に栄えるようにということで、五月五日の端午の節句に柏餅を食べるようになったそうです。明日からの3連休は、いいお天気になるようです。お出かけの際は、感染対策をしっかりと取って、お出かけください。

ビャッコイは、県指定の天然記念物ですが、表郷地区には、「数多くある~文化財・・・」と校歌でも歌われているように、たくさんの文化財が存在します。その中でも、私が一番に選ぶとしたら、やはり、「常在院の絵巻物」でしょうか。
常在院は、表郷中寺にあるお寺です。このお寺に、ある有名な妖怪伝説にまつわる絵巻物があるのです。その妖怪とは、「九尾の狐」です。
この九尾の狐は、平安時代に、京の都に現れた妖怪です。狐は化けるのがうまいので、玉藻前(たまものまえ)という絶世の美女に化け、当時の天皇を呪い殺そうとしました。しかし、その正体を陰陽師に見抜かれた九尾の狐は、今の栃木県の那須原に逃げました。京より追ってきた討伐軍は、苦戦しながらも、ついに九尾の狐を討ち取ります。しかし、死んだはずの九尾の狐の魂が、大きな岩に乗りうつり、毒石となって周囲に毒気を吹き出し、近づく人や動物の命を奪いました。那須野に住む人々は、この毒石を「殺生石」と名付け、近づくことを避けていました。
それから何年も経ち、何人もの僧侶がここを訪れては、殺生石の呪いを鎮めようとしました。しかし、みな、命を奪われました。ある時、一人の高僧が、この殺生石の呪いを鎮めようと、那須野に来ました。この高僧は、玄翁(げんのう)和尚と言いました。玄翁和尚は、大変強い念力で、ついに殺生石の呪いを鎮め、その時、殺生石は砕け散り、そのかけらは日本全国に飛び散ったのでした。
この物語が、絵巻物となり、常在院に残っているのです。それがなぜかというと、殺生石の呪いを鎮めた玄翁和尚が、この常在院を建てたからです。さらに、全国に飛び散ったという殺生石のかけらの一つが、常在院の裏山にも飛んできて、今も残っているのです。もうすごすぎです。そして、もう一つ。玄翁和尚の強い念力で、殺生石が砕け散ったという伝説から、石などをたたき割る「かなづち」を「げんのう」と名付けられました。
常在院の絵巻物の正式の名前は、「紙本著色源翁和尚行状縁起(しほんちゃくしょくげんのうおしょうぎょうじょうえんぎ)」と言います。幅約30cmで、長さが約15mほどの絵巻が3本あります。この絵巻は、年に1日だけ、8月7日に御開帳します。興味がある人は、常在院を訪れてみてはいかがでしょうか。とてもきれいに彩色された素敵な絵巻物です。