今日の出来事

笑う 進んで学び合う子どもをめざして~算数授業研修会~

 10月25日(水)本校を会場に、福島県教育委員会主催の「算数科授業改善研修会」が開催されました。
 公開した授業は、5年生で、単元名は「単位量あたりの大きさ」です。
小学校の算数の学習の中でも、児童にとってはとても難しい内容ですが、主体的で、対話的で、深い学びになるよう、どのような指導を工夫したらよいか、西白河、東白川地区の小学校の先生方か集まり、熱心に研究協議を行いました。

※こんなにたくさんの先生方に囲まれながらの授業に、緊張気味の5年生ですが、一人一人が一生懸命考えていました。


※教室は、参観する先生方でいっぱいです。


※今日の学習は、「6㎡に9人いる部屋」と「5㎡に8人いる部屋」は、どちらが混んでいるでしょう。というものです。
前時まで、子どもたちは、混んでいるのは、
・面積が同じなら、人数の多いほう
・人数が同じなら、面積の小さいほう
と学習していますが、本時は、面積も、人数もちがうものどうしです。
さて、どのように考えるのでしょうか。
この「どのように」が難しいのです。
「1㎡分の人数で比べる」あるいは「一人分の面積で比べる」のですが、子どもが、「そうか、なるほど」と納得できるまでが課題なのです。


※授業後、体育館で、本時の授業について研究協議を行いました。
・問題を、図や式、言葉で考えさせ、理解を深めさせるには。
・子どもの考えや発想を生かしながら、解決に向かわせるには。
など、本時だけでなく、普段の授業における指導の課題等について、たくさんの意見が交わされました。


※最後に、福島県教育庁義務教育課の先生から、これからの福島県における算数科の指導のあり方や、平成32年から施行される学習指導要領についてお話をうかがい、研修会を閉じました。

たくさんの先生方に見ていただき、5年生にとってもとても貴重な経験になりました。「一生懸命勉強する喜び」を感じたことでしょう。
これを機に、子どもたちが、家庭学習にも進んで取り組めるよう、各ご家庭におかれましても、励ましてくだされば幸いです。