こんなことがありました!

「段階的な教育活動」スタート!

 今日から5時間の授業という日程で学校の「段階的な教育活動」が始まりました。朝の時間に、「東中学校の『新しい生活様式』」を意識すべく、校長講話がありました。講話の内容を掲載し、改めて「東中学校の『新しい生活様式』」を意識していただきたいと思います。なお、この「東中学校の『新しい生活様式』」はプリントにして、ご家庭にも配付してみましたのでご覧ください。

 

 みなさんおはようございます。先週金曜日は1週間ぶりの登校日でしたね。みなさんの元気そうな姿を見て、とても安心しました。みなさんも友達と会えてとても嬉しそうでしたね。そして、その日、これから毎日学校でみんなに会えて授業ができるようになったと聞いてどのように思いましたか。この日の下校の時、ある3年生の女子グループが、「来週から学校楽しみだね」と言いながら帰って行くのを見て、みんなこの日のことを楽しみにしていたんだな、とつくづく感じました。

 まだ、学校の完全再開とはなっていません。でも、白河市の全ての小学校、中学校は今日から完全学校再開に向けて段階的に少しずつ学校活動を始めて行くことを決めました。この決定になったことの一番の理由は、中学生のみなさんにとって一番大切なことが毎日勉強して、この今の中学生の時期に身に付けるべきことをしっかり身に付けることが大切なことだからです。勉強を一生懸命したことは、将来きっと役立ちます。この勉強をするとき一緒に頑張る友達といい関係を作ることも大切なことです。一日の三分の一以上を一緒に過ごす共同生活、係活動、生徒会活動での協力、部活動で同じ目標達成を目指し血と汗と涙を流し合った数々の経験、こんな素晴らしい学びの経験ができるのって、とても幸せなことですよね。この素晴らしい中学校生活は、是非とも毎日続けていきたいです。

 そのためには、今の問題、すなわち新型コロナウイルスに感染しないことが第一の条件となります。この新型コロナウイルス感染症の問題は、まだまだ私達の生活からなくなりそうもありません。私達は長い間この感染症と闘い続けながらも感染拡大を防いでいくためには、新しい生活スタイルを考え、みんなでそれを実践していかなければいけないと言われています。私達は家での新しい生活スタイルと学校での新しい生活スタイルを身に付け守っていかなければなりませんが、学校での新しい生活スタイルってどんなものでしょうか。今のみなさんの席の間隔を十分にとって座席を設けている臨時の教室もその一つですよね。具体的には、今日の1校時にそのモデルを「東中学校の『新しい生活様式』」として示しますので、担任の先生と一緒に考えてみてください。そして、これからの学校生活をどうしていけばいいのかをイメージしてみてください。先生に言われなくても、みなさん自身から、「もう少し間隔空けようよ」「ここは手を洗う場面だよね」などと言いながら、お互いに慎重な行動をとれるようになってほしいです。これが新型コロナウイルス感染症からお互いに友達同士を守り合える、家族を守り、そして、学校生活を続けていくことにつながっていくのです。

 しかしながら、新型コロナウイルスはどこに潜んでいるか、誰にも分かりません。いくら新しい生活様式を守って生活していても、まったく予想していなかった思わぬ場面で感染してしまうこともあるでしょう。その時はしっかり病気を治してもらって、早く、無事に学校生活に戻ってくることを望むばかりです。この時大切なのは、周りの人達が感染してしまった人や濃厚接触者となってしまった人のことを悪く言ったり、SNSなどに書き込んだりすることがないようにすることです。感染することには誰もが一生懸命注意を払っていることですから、もしあなたがそうされることになった場合のことを考えたら、とても悲しいこと、残念なこと、してはいけないことだと、よく分かるはずです。東中学校はみなさんがいつでも安心して戻ってこられる場所であってほしいと思っています。こういう学校を作り、守っていくのは、みなさん一人一人の正しい判断力と勇気ある行動です。みなさんはきっとそれができる人だと信じています。みなさん、よろしくお願いします。以上です。

 臨時の教室でも、落ち着いた姿勢で授業に臨むことができました。早く、この新しい生活様式に慣れていきたいと思います。