「気づく」「考える」「実行する」「振り返る」子ども

心配・うーん りんちゃんお別れ会

生きもの委員会主催で、全校生による「りんちゃんお別れ会」を開催しました。内容や進行はすべて生き物委員会の子どもたちで考えました。赤十字の「人道」の心が表れた感動的な会でした。

はじめに、校長からりんちゃんについてのお話をしました。

次に生きもの委員会の委員長から「お別れの言葉」を発表しました。涙ぐみながらの発表に聞いているみんなも泣いてしまいました。

「ぼくは、りんちゃんのとの間にたくさんの思い出があります。一つ目は、とても痛い思い出です。生きもの委員会の活動中、ぼくはおしりに突然痛みを感じました。おそるおそる振り向くと、そこにはりんちゃんの角があったのです。さらにりんちゃんは、何度も突進してきました。ぼくは柵の中を逃げ回りました。二つ目は、りんちゃんの脱走です。小屋のお掃除をしている最中、柵の中から飛び出してしまったのです。捕まえようとすると、りんちゃんが突進してくるので、逆にぼくが逃げ回ることになってしまいました。たまたま、克浩先生が捕まえてくださったので助かりました。三つ目は、助かった事件です。ある日、りんちゃんにあげるえさが無く、りんちゃんは怒って角でドンドンと壁に突進していました。冬なのでえさにする草もありません。困っていると、用務員さんがえさを持ってきてくださいました。それはくず野菜です。給食センターから届けられたものでした。りんちゃんは大喜びで食べてくれました。給食センターのみなさん、ありがとうございます。なんだか人間を見下しているようなところもあったりんちゃんだけど、それでもりんちゃんは信夫一小のアイドルでした。何かいやな出来事があって落ち込んでいても、えさをせがむりんちゃんを見ているとなぜか励まされました。りんちゃん、本当にありがとう。天国で安らかに過ごしてください。」

続いて、生きもの委員会全員でりんちゃんへ呼びかけをしました。

「わたしたちは、今までりんちゃんがすごしやすいように、お世話をしてきました。りんちゃん、今までありがとう。天国で安らかに眠ってください。」

最後に、全校生が、りんちゃんの遺影に花を飾りました。花は、生きもの委員会の子ども達が作りました。

各学年・学級で、りんちゃんへの寄せ書きも作り、飾りました。優しさや思いやりの言葉や絵で飾られていました。