3学期スタート「夢はでっかく、根はふかく」
本日、白河市立白河南中学校 令和2年度 第3学期始業式を放送で実施し3学期がスタートしました。
始業式では、校長先生から以下の式辞が述べられました。
明けましておめでとうございます。まずは、生徒のみなさんと再び元気に会えたこと、うれしく思います。2021年、令和3年の幕開けとなりましたが、新たな年に希望を持ってスタートできたことと思います。
さて、3学期の始業式にあたり、「夢はでっかく、根はふかく」という言葉を紹介します。この言葉は、詩人であり書道家でもある、相田みつをさんの作品です。相田みつをさんについては、ご存じの人も多いと思いますが、沢山の作品を世に残し、現在も東京都にある、相田みつを美術館に作品が展示されております。作品の字には特徴があり、座右の銘の言葉として掲げている人も多いと思います。
新年にあたり、改めて生徒のみなさんに聞きます。「あなたが目指している夢や目標は何ですか」。例えば、「将来はIT会社に勤めたい。福祉関係の仕事に就き人々を助けたい。プロ野球選手になって活躍したい。あるいは、高校に合格したい。苦手な教科を克服したい。部活動で優勝したい。思いやりのある人になりたい」など・・・。人それぞれ違いはあるものの、夢や目標を抱くことは、大切なことであり、日常生活を送るうえでもやる気や潤いをもたらしてくれることでしょう。
生徒のみなさん、夢や目標を達成させるためには、どんなことが大切でしょうか。そのひとつに、「地面深くにしっかりと根を張ること」があげられます。しっかりと根が張られていないのに幹だけ大きくなっても、それを支えることが出来ないため、すぐにその木は転落するかもしれません。みなさんが夢や目標という大志を抱き、その大志を確実に果たしていくためには、地面深くに基礎・土台をしっかりと築いていくことが大切だと思います。まさしく、「夢はでっかく、根はふかく」です。
コロナ感染症が拡大している中、スポーツ大会等が中止になったり、制限しての開催が相次ぐ中、この正月に行われた大学箱根駅伝大会では、数々のドラマがありました。みなさんもテレビで観た人も多かったと思いますが、駅伝選手を例にとっても、「優勝するとか、タスキをつなぐ」などの夢や目標を実現するために、毎日コツコツと練習や生活管理などを行って地道に努力し、しっかりと基礎・土台をつくりあげたからこそ、あのような大舞台に立てるのだと思います。
今日から、1年間の中で最も短い3学期が始まります。1年間の締めくくりとして、まとめとなる大切な学期です。また、次年度につながる、あるいは準備をしなければならない学期でもあります。そのような意味から3学期は0(=ゼロ)学期と言っても過言ではありません。引き続き、感染症対策を講じての学校生活が始まりますが、本校スローガンである「和と集中、そして前進」を合言葉に、みなさんの健康と活躍を祈り式辞と致します。