日誌

鍛えよ、心と体!

 5年生の算数の授業へ足を運びました。

 朝の「キララ算数」では、一人一人が集中して取り組んでおり、その学習の定着度にびっくりしました。小学生のうちは、式を分解式(計算処理ごとに複数の式で表し、答えを求めていく方法)にする子が多いものですが、全員が総合式(答えを求めるための式をかっこを使うなどして1つで表す方法)でした。担任の先生によい意味で鍛えられています。そして、子どもたちは習得しています。すごい!

 さあ、算数の授業は・・・?

 何やら不穏な空気が漂っていました。3秒で察知。しばらく観察。どうやら忘れ物をした子が2名いる様子。どう対応してよいか固まる2名。この2名にアドバイスする担任と仲間たちの言葉がすばらしい。

「忘れ物をしたときはどうする?」

「4つのことを述べる」

「4つとは?」

「忘れた事実を伝え謝る。理由を言う。忘れたことにどう対応するか自分の考えを述べる。以後気を付けることを述べる」

「〇〇さんなら、なんて言う?」

「私なら・・・・」

 決して子どもたちを甘やかさず、自分の過ちを自ら対応する力を育ててくださっていますね。教師が行動を指示するのではなく、自己決定させている。信夫二小の2学期の指導の重点にすると確認した「自主性・主体性」を伸ばす指導をしてくださっていました。これも授業なのです。学力を支える非認知能力を伸ばす指導です。

 本校では、1学期末の職員会議で、1学期の学校生活全般について話し合い、2学期の指導の重点を決めました。そして、決めたことは、全職員で共通理解・共通実践しようと確認しました。みんなで子どもたちを育ててまいります。子どもたちのもつ強みを伸ばすだけではなく、弱みを克服する取り組みを本気で行っていきます。