日誌

県民の一人として

 今朝、校内放送で「プールファイナルの延期」と「コロナ対策の徹底」について指導しました。登校時に子どもたちと話す中で、この行事を楽しみしている様子が見て取れたので、延期になる理由をしっかり自分の言葉で伝えたいと思いました。大信地区の感染状況は、地域の皆様の心がけ等により危機的状況ではないものの、福島県全域において非常事態宣言が出されているのだから、県民の一員として一丸となって取り組むことが大切なのだと話しました。また、今後も感染防止に向けて、気を抜かず徹底して「新しい生活様式」を踏まえた行動をしようと話しました。「校庭側と廊下側の窓を常に開け、空気の流れをつくる」「自分に合ったサイズで、なるべく不織布のマスクをする」など、子どもたちに分かるような具体的な約束についても確認しました。

 すでにご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、昨年12月に、国立研究開発法人「理化学研究所」が発表した、スーパーコンピューター「富嶽」による、マスク素材ごとの飛沫防止効果のシミュレーション結果が話題を呼びました。それによると、「吐き出し飛沫量」は、不織布マスクでは約80%カット、である一方でウレタンマスクでは約50%しかありませんでした。つまり、不織布マスクでは吐き出し飛沫量は20%程度に抑えられるにもかかわらず、ウレタンマスクではその2~3倍の量を吐き出してしまい、それだけ感染させるリスクが上がってしまうということです。素材が不織布のマスクが最も高い効果を持ち、不織布マスク、布マスク、ウレタンマスクの順に効果が下がるそうです。また、同じ素材のマスクであっても、つけ方や、マスクのフィルターの性能、厚さなどによっても効果に差が出るとされています。

 各家庭におかれましてもどんなマスクをどのようにつけるべきなのかを、この機会にもう一度ご検討いただきたいと思います。学校では、マスクの付け方や外すタイミングについて、再指導し、徹底してまいります。よろしくお願いいたします。