日誌

純粋さに涙

 今日の1校時は、1年生と漢字の学習をしました。漢字の学習の仕方、学習時の約束事がしっかりと指導され、定着している1年生。主体的な学習態度が身に付いていました。「人」という漢字を筆順や形に気をつけながら、心を込めて丁寧に書くことができていました。心から感心しました。

 授業中、一人の女の子が、「人ごみ」という言葉を目にし、「かわいそう」と言いました。なぜそう思うのか尋ねてみたところ、「人をゴミにするのかな。段ボールの中に入れてしまうのかな、かなしいな」と・・・。その真剣なまなざしに、思わず涙がこみ上げてきました。その感受性。純粋さ。大人にとって当たり前のことでも、子どもにとっては当たり前ではないことが多いのです。だから、こんなとき、「人混み」も知らないの?なんて笑ってはいけないと思います。子どもの視線に立って、その子の想いに寄り添ってあげたいと思います。

 「人混み」の意味、「心配しなくてよいこと」「心配したその心に感動したこと」を伝えると、その子はまるで天使のように微笑みました。そこでまた涙が出てしまう私でした。