今日の出来事

笑う 緊急地震速報で思ったこと

 今日の朝の会で、昨日の携帯電話に入った「緊急地震速報」について、お話をしました。
 10月16日(日)16時37分20秒に気象庁からの「緊急地震速報」が鳴ったとき、私は、白河市内のある商業施設の中にいました。久しぶりの速報の音に、はじめは何の音か気づきませんでした。
 地震速報だと分かったとき、店の出口に足早に向かいました。しかし、出てみると、大きなゆれは無く、「よかったな」と思うと同時に、周りを見ると、急いで店から出てきたのは、私以外には誰もいませんでした。
 店の中に入ってみると、「今、緊急地震速報がなったよね。」など会話をしているお客さんがいましたが、慌てた様子はありませんでした。店員も特にこれに対応した様子も見受けられませんでした。
 5年と半年前の「東日本大震災」のとき、この商業施設は、大きな被害を受けていたはずですが、みな忘れてしまったのでしょうか。半年前には、福島県からは遠い熊本地震もありました。
 自分の命は自分で守るために、普段から、防災や防犯意識を持っていると思うのですが、しばらく身の回りに危険がないと、その意識は薄れてしまうものなのでしょうね。

 子どもたちの生活にあてはめてみると、どうでしょう。安全に学校へ登校するために、集団登校を行っていますが、登校班のメンバーは揃って歩いているでしょうか。班長や副班長は、黄色の安全旗を、ドライバーが認識できるように、黄色のひらひらを目立つように手で持っているでしょうか。
 慣れてくると、「これくらい、いいや」と約束や決まりの趣旨が薄らいで、いい加減になりがちです。
 万が一に備えるということは、難しいものなのですね。
 今回の緊急地震速報、「命を守ること」を自分自身も振り返ることができた貴重な機会になりました。