<学校日誌>こんなことがありました!

校庭に神様!?

 6年生の社会科の授業の一コマです。校庭に姿を現したのは、そうです。奈良県東大寺の大仏です。

 聖武天皇は、政変や反乱などが相次ぐ当時の社会不安を、仏法の力によって解消しようと、全国に国分寺の創建を推進する一方、大仏造立を発願しました。 東大寺の本尊として世界最大の金銅仏、盧遮那仏(るしゃなぶつ)の造営が始まり、天平勝宝4年(752年)に開眼法会が盛大に行われたそうです。

 子どもたちは、縦20m、横25mの長方形を4m×5mの20マスに分割し、グループごとに担当のマスに分かれて、大仏の身体を描いていきました。完成まで約1時間かかりましたが、当時の人々が手作業で造った大仏の大きさを実感することができました。

 また、休み時間になり、校庭に姿を現した大仏を見た低学年の子どもたちの中には、「先生、校庭に神様がいるよ」と言って、手を合わせているほほえましい光景が見られました。