表郷小学校

戦争を学ぶ 3年

 3年生は今、国語で「ちいちゃんのかげおくり」という物語を学習しています。これは、
子どもたちにとって初めての戦争文学です。お父さん、お母さんの中には、やはり小学3年生の頃に学習したという方がいることでしょう。お父さんが出征し、空襲の中お母さん、お兄ちゃんとはぐれて、ひとりぼっちになってしまったちいちゃん。子どもたちには読み取りの学習を通して、平和の大切さを少しでも感じてほしいと思います。
 そこで、表郷の方で戦争に行かれた今井さんをお招きし、自らの戦争体験を話していただきました。3度の奇跡で命が助かったお話や、脚に銃の弾丸が貫通したお話、表郷地区から戦争に行った人は280人で終戦後に帰って来た人は13人しかいないなど、子どもたちにとって、本当に貴重なお話でした。御年92歳。一つしかない命を大切にして生きてほしいと、強く話されていました。