保健室から,休業前に感染予防と併せて、子どものストレスについてお知らせがあります。お便りでもお知らせ致しましたが子どもの様子から「ストレスかな?」と気がつくことで適切な対応ができると思います。悪循環に陥らないよう,ストレス反応をご紹介致します。参考にしていただければ幸いです。
長い休みでは大人でもストレスを抱えます。ついつい子どもの行動に大きな声を出してしまいがちです。
突然の休業は大人だけでなく,子どもにとっても不安ですし,学校に行けないストレスが行動に表れることが予想されます。
「今まで出来ていたのになぜ?」とか,「聞き分けが悪くなった。」とか,「なんかいつもと違うな?」と感じたら,それはストレス反応かもしれません。
= 主なストレス反応 =
① いつもよりぐだぐだ言うことが増えたり,べたべたとまとわりついてきたりする。
・ 親と離れることや一人でいることを極端に嫌がる。
② いつもしていたことが出来なくなる,時間がかかる。
・ 一人で寝る,一人で着替える,宿題をする等。
③ 感情が過敏に(あるいは鈍く)なる。
・ 急に泣いたり怒ったりする(無気力になり笑わなくなる)。
④ 身体症状に出る(不眠や,下痢や便秘,頭痛や腹痛など)。
・ 睡眠や食事のリズムが崩れる,食欲の減少(あるいは増加)等。
⑤ 言動が攻撃的になる,反抗が強くなる,無口になる。
・ おねしょや指しゃぶりなどの幼児返りが見られる。
= 対処方法は? =
子どもと過ごす時間やスキンシップを増やしたり「どうしてそう思うの?」など子どもの話を聞き「いい気持ち」を増やすことがストレス反応にはとても有効です。
(子どもの好きなおかずを聞いてリクエストに応えるのもひとつですね)。
大人だってストレスを抱えています。時には,がんばった自分にちょっとした「ご褒美!」も大切。上手にストレスとつき合いたいですね。