今日の子どもたち

知る人、好む人、楽しむ人

 古代中国の思想家に「孔子」という人がいます。多くの方は知っていますよね?

 孔子は、「知ることは好むことに及ばない。好むことは楽しむことに及ばない」ということを言っています。
 これを勉強で例えるなら、「ただ勉強している人は、好きで勉強している人にはかなわない。好きで勉強している人も楽しんで勉強している人にはかなわない」という感じになりますかね。
 スポーツや音楽で例えるともっと分かりやすいかもしれません。「ただ野球をやっている人は、好きで野球をやっている人にはかなわない。好きで野球をやっている人も楽しんで野球をやっている人にはかなわない」

 学校では、担任と子どもたちの掛け合いがあり、子ども同士のふれあいや学び合いがあり、子ども自身の葛藤があり、だからこそ子どもにとってやりがいがあるところで、たくさんの楽しさが生まれます。
 今、子どもたちは、その楽しさから少し遠ざかっています。
 でも、もし、自分自身で学んでいることが好きになり、自分一人で深く、詳しく知っていくことに楽しさを覚えるようになったら・・・。
 先生と、そして友達と学ぶことでこれまで以上に学校が好きになり、楽しくなることでしょう。

 学校が再開し、子どもたちが毎日登校できるようになることを、今か今かと待っています。