今日の子どもたち

なんも言えねえ・・・

 2008年の北京オリンピック、水泳男子100m平泳ぎで当時の世界新記録で金メダルを獲得した北島康介選手は、レース後のインタビューで声を詰まらせながら「なんも言えねえ・・・」と言いました。
 オリンピック2連覇を期待されたことに対するプレッシャーや責任感から解放されての一言で、その言葉を聞いた人々を感動させました。

 あれから12年。
 本日、本校で水泳記録会が行われました。
 あいにくの天候で、気温、水温とも規定の温度をわずかに上回る程度で、肌寒い中での実施となりました。

 すべての学年の開会式で、「日頃の行いがいいので、こんなにいい天気になりました!」と冗談を言いましたが、子どもたちの反応は「・・・。」 笑いも、突っ込みもありません!
 あまりのすべりぶりに言葉もありません。(「なんも言えねえ・・・」)

 そんなことはさておき、子どもたちは頑張りました。
 寒さに負けず、プレッシャーに負けず、みんな一生懸命に競技に取り組みました。
 そんな子どもたちの本気の様子を見ていると、うれしくて「なんも言えねえ・・・」という気分になるのでした。