こんなことがありました!

大事な「豆」をまいてまで、守りたかったものは・・・


      「節分集会」の話(校長より)
日本には、「四季」という季節があります。「春・夏・秋・冬」です。その季節が始まる日を「立春」「立夏」「立秋」「立冬」と呼びます。そして、始まるの前日のことを「季節の分かれ目」なので、「節分」と呼ぶのです。つまり、「季節の分かれ目」である「節分」は年4回あることになります。その中でも、「立春」という新しい1年の前の日に、鬼を払い、不幸や災いのない1年になりますようにという願いを込めて、豆をまいたのです。

「豆」と言えば、この前、校長先生が話した「大豆(だいず)な話」を覚えていますか?昔の時代、「大豆」はタンパク源としてとっても大切な食べ物でした。その「だいず(じ)なだいず(じ)な豆」を、食べることなく、まいてまで、守りたかったものは、何だったのでしょうか???

Q;日本人の平均寿命は、どのくらいか知っていますか?

A;今は、80歳を超えています。

Q;それでは江戸時代の平均寿命はどのくらい?

(①50歳 ②40歳 ③30歳)

A;正解は、③の30歳くらいだったのです。

実際に生活していた人が全員30歳くらいで死ぬということではありません。実際、江戸時代には現代人の平均寿命を大きく上回る元気な長寿老人もたくさんいました。

・葛飾北斎は、90歳で亡くなるまで現役の浮世絵師でした。

・「解体新書」の杉田玄白は、75歳で隠居するまで現役の医師でした。

今と同じくらい、長生きしている人もいたのに、なぜ平均寿命が30歳だと思いますか?

実は、江戸時代は小児医学が発達していなかったため、生まれてすぐに死んでしまう子どもの数が多かったのです。風邪やはしか・水痘などの病気が流行すると、たくさんの命が奪われてしまったのです。「10歳までとにかく生きることができれば」40~50歳までは長生きしたそうです。つまり、とても大事なものをまいてまで、守りたかったものは、そうです、大切な「命」だったのです。

今でもその名残が残っています。3月「ひなまつり」、5月「端午の節句」、11月「七五三」などです。どの行事も、子どもの健やかな成長(無事に「命」があること)を祝う行事なのです。

そんな「願い」が込められているのが、「節分」「豆まき」なのです。「これからも、元気に生きていくんだ!」そんなことを考えながら、家族で豆まきをしてほしいなと思っています。